#【目標】
『Windows 10 に EDK2環境 を構築し、Visual Studio Community 2019 を
使って OVMF(OvmfPkg) をビルドする。』
#【前回まで】
ビルドに必要なツール類のインストールと設定の途中でした。
今回は残りのツール類のインストールと設定をします。
今回でビルド環境の準備は終了となります。
#【今回の目標】
ビルド環境に必要なツール類のインストールと設定をする(2回目)
#【ツール類のインストール(2/2)】
ツール類のインストール方法について、デフォルト設定から
変更した箇所などを説明します。
なお、インストール順は以下の通りです。
(1) VS Community 2019
(2) Python 3.9.5
(3) NASM 2.15.05
~ 今回はここから ~
(4) ASL 20210331
(5) Visual Studio Code
(6) Git 2.31.1
~ ここまで ~
(4) ASL 20210331 の準備
・ASL にはインストーラがありません
ダウンロードサイトにある iasl-win-20190509.zip を
ダウンロードして展開します
・展開先は C:\ASL となるようにしてください
C:\ASL\iasl.exe があれば展開は成功です
https://github.com/tianocore/tianocore.github.io/wiki/Asl-Setup
・念のため 環境変数Path に C:\ASL を追加します
設定する手順は以下のとおりです
1) システムのプロパティを開いて、詳細設定タブ にある
[環境変数(N)] をクリックします
2) システム環境変数 の Path で [編集(I)] をクリックします
3) 環境変数名で [新規(N)] をクリックします
4) C:\ASL を追加します
5) 環境変数名で [OK] をクリックします
6) 環境で [OK] をクリックします
7) システムのプロパティで [OK] をクリックします
(5) Visual Studio Code のインストール
・Visual Studio Code は EDK2のビルド環境としては必要ないのですが、
次の Git のインストールの際にエディターとして選択可能でしたので
インストールします
・このインストールでは特別な設定が必要ありませんでしたので、
画像などは省略します
(6) Git 2.31.1 のインストール
・64bit版のインストーラーを使ってインストールします
・「Choosing the default editor used by Git」では
「Use Visual Studio Code as Git default editor」を選択します
その他の項目はお好みで設定してください
ビルド環境の準備はここまでです。次回「2.EDK2環境の準備」に続きます。
ありがとうございました。