インターネットを使うとき、私たちは普段あまり意識しませんが、裏側では「サーバー」と「IPアドレス」という仕組みが動いています。
この記事では、サーバーとIPアドレスの基本を初心者にもわかりやすく整理します。
「サーバーって何?」「IPアドレスって聞いたことはあるけどよくわからない」という方でも、この記事を読めばインターネットの仕組みがぐっと身近に感じられるはずです。
1. サーバーとは
サーバーは一見むずかしく感じますが、まずは次のポイントを押さえておけば十分です。
- サーバーとパソコンは本質的には同じ「コンピュータ」
- 違いは「どう使うか」という役割や用途によって生まれる
- 初心者は「パソコンの仲間で、用途によって意味が変わるもの」と捉えれば十分
より詳しい解説は、以下の記事も参考にしてみてください。
2. IPアドレスとは
IPアドレスは、ネットワーク上でコンピュータやサーバーを見分けるために割り当てられる番号です。
インターネットに接続されるすべてのサーバーやパソコン・スマホは必ず1つ以上のIPアドレスを持っています。
3. サーバーとIPアドレスの関係
サーバーは「サービスを提供する建物」、IPアドレスはその「住所」にあたります。
住所がなければ建物にたどり着けないのと同じで、IPアドレスがなければサーバーにアクセスすることはできません。
4. アクセスする仕組み
サーバーにアクセスする仕組みは、とてもシンプルにまとめることができます。
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クライアントがリクエストを送る
あなたのパソコンやスマホ(=クライアント)が「このサーバーにアクセスしたい」と要求を送ります。
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IPアドレスで宛先を指定
その要求には「どのサーバーに届けるか」という住所(IPアドレス)が含まれています。
3. サーバーが応答
サーバーは指定された住所を頼りにリクエストを受け取り、必要な情報を返します。
5. IPアドレスの種類
IPアドレスには、大きく分けて2つの種類があります。
1. パブリックIPアドレス
- インターネット全体で使われる住所
- 世界中どこからでもアクセスできるサーバーには必須
例: Webサイトのサーバー
2. プライベートIPアドレス
- 家庭や会社など、限られたネットワーク内でのみ使う住所
- 直接インターネットからアクセスされることはない
例: 家のWi-Fiに接続しているパソコン・スマホ
6. まとめ
サーバーは建物、IPアドレスは住所。
インターネットでサービスを使えるのは、この2つがそろっているからです。