LSLのデータ型まとめ

📦 LSLの主なデータ型まとめ

基本データ型一覧

データ型	説明	使用例
integer	整数（-2,147,483,648 ～ 2,147,483,647）	integer count = 5;
float	小数（単精度）	float time = 3.14;
string	文字列（セリフや名前など）	string name = "賢ちゃん";
key	UUID（オブジェクトやアバターの識別子）	key avatar = llDetectedKey(0);
vector	3次元の位置やサイズ（x, y, z）	vector pos = <10.0, 20.0, 30.0>;
rotation	回転（クォータニオン）	rotation rot = <0, 0, 0, 1>;
list	複数のデータを1つにまとめる配列的な型	list names = ["A", "B", "C"];

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型ごとの詳細

integer（整数）

• 演算OK（+, -, *, /, %）
• TRUE / FALSE は 1 / 0 として扱われる

float（小数）

• 小数点あり、時間や比率、座標などに使う
• 丸め誤差に注意（例：0.1 + 0.2 ≠ 0.3）

string（文字列）

• メッセージ、名前、UUID文字列の保持などに使う
• 結合は + 演算子でOK → "Hello " + name

key（UUID）

• オブジェクトやアバターなどを識別する「ユニークID」
• llDetectedKey() や llGetOwner() で取得

vector（座標・サイズなど）

• <x, y, z> の3D座標で構成
• 位置、色、サイズなどで使用される

rotation（回転）

• <x, y, z, s> のクォータニオン形式
• 直感的ではないけど LSL では標準

list（リスト）

• 異なる型をまとめて保持できる
• 要素取得に llList2String() などを使用

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型変換（キャスト）

string s = (string)123;               // 整数 → 文字列
integer i = (integer)"456";           // 文字列 → 整数
float f = (float)"3.14";              // 文字列 → 小数
vector v = (vector)"<1.0,2.0,3.0>";   // 文字列 → ベクター

list型チェック（リストの中身）

0番目の要素の型を以下のように取得できる

llOwnerSay("Type: " + (string)llGetListEntryType(myList, 0));