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カスタムJDBC DriverをPower BIで利用する

Last updated at Posted at 2020-06-28

はじめに

内部利用のために構築したカスタムJDBC Driverをお持ちですか?またTableauやPower BIのようなビジュアライゼーションツールでの活用を検討していますか?これらのツールはODBCコネクションを利用するためJDBCドライバを直接利用することはできません。一方、Progress DataDirect SequeLinkは、JDBCドライバのODBCアクセスや、ODBCドライバのJDBCアクセスに役立つAPIブリッジソリューションです。今回はJDBCドライバとProgress DataDirect SequeLinkを使ってODBCアクセスを行う方法を一通り説明します。

Progress DataDirect SequeLinkにはサーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントという二つの構成要素があります。この記事ではJDBCソケットとODBCクライアントを使いODBCコネクション経由でJDBCドライバにアクセスします。

またStocks-AlphaVantage API用に、Progress DataDirect OpenAccess SDKで構築したカスタムJDBCドライバを利用します。ドライバ構築について詳しくはこちらをご覧ください。

前提条件

動作環境:
Windows 7 64ビット以上
JDK 1.8 32ビット以上

ダウンロードとインストール:
1.Progress DataDirect SequeLink のダウンロードページへ行き、ダウンロードボタンをクリックします。

2.ダウンロードページのServer for JDBC SocketにあるServer for Windowsをダウンロードします。

3.使用する予定のアプリケーションアーキテクチャに合わせてClient for ODBCにある32ビットまたは64ビットのWindows版をダウンロードします。

4.Server for JDBC Socket (sl600odbc64cl.zip)を開き、setup.exeを実行してサーバーをインストールします。

5.インストール中は、以下にある“SequeLink Service for JDBC Socket Settings”を除きdefaultsを選択してください。
1-jdbc-sequelink-tableau.png

6.各項目には以下のとおり入力してください。
J2RE Path: C:\Program Files (x86)\Java\jdk1.8.0_161\jre

Driver Class Path: customJDBCDriver.jarまでのパス(C:\ProgramFiles...\customJDBCDriver.jar; のような形式)

Driver Class Name: <自分のJDBC Driver Class名>

Connection URL: <自分のJDBC Connection URL>

7.Nextをクリックしてインストールを完了します。

8.スタートメニューからSequeLink Management Console Snap-inを開きます。管理コンソール内で

  • SLAgent60とSLSocketJDBC60がどちらもactive/runningであることを確認してください。

  • JDBCドライバの設定を変更したい場合には、以下から変更できます。
    SLSocketJDBC60 -> Data Source Settings -> Default -> General

  • ドライバのクラスパスを変更したい場合には、以下から変更できます。
    SLSocketJDBC60 -> Service Settings -> Environment

  • JVMのメモリ不足でドライバが実行できない場合には、こちらのサポート情報で解決方法を確認ください。

9.先へ進み、手順3. でダウンロードしたSequeLink ODBC clientをインストールしてください。
sl600odbc64cl.zipを開きsetup.exeを実行して、SequeLink ODBC driverをインストールします。

ODBCクライアントを設定する

1.インストールしたドライバに合わせてODBCデータベースアドミニストレーター(32ビットまたは64ビット)を開いてから、DataDirect SequeLink 6.0を選択してクリックします。
2-jdbc-sequelink-tableau.png

2.以下のように詳細情報を入力します。SequeLink JDBC Socketの実行先はSLSocketJDBC60 -> Service Settings-> Generalで確認できます。
3-jdbc-sequelink-tableau.png
3.Test ConnectをクリックすればDataDirect SequeLink 6.0に接続できます。

Power BIに接続する

1.Power BIを開きConnect to Other -> ODBCを開きます。先ほど作成したデータソースが確認できるはずです。

2.Power BIからカスタムJDBCドライバに接続できるようになりました。
4-sequelink-jdbc-power-bi.png

3.こちらがStocks-AlphaVantage API用のカスタムJDBCドライバを使ってPower BI上に作成したビジュアルのサンプルです。
5-sequelink-jdbc-power-bi.png

Progress DataDirect SequeLinkはどのJDBCドライバでも利用でき、アプリケーションにODBCコネクションとして接続できるようになります。また、ADO.NETやOLEDBといったレガシーテクノロジーにアクセスする必要がある場合にも、SequeLinkはこれらをサポートしています。是非Progress DataDirect SequeLinkを試してみてください。

参照:https://www.progress.com/tutorials/jdbc/use-your-custom-jdbc-driver-with-microsoft-power-bi

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