New Relicが持っている沢山ある機能のうち、一番使用頻度が高いのはダッシュボードだと思います。また、無料のBasicユーザでもダッシュボードにアクセスや作成することができますので、使用するユーザ数もかなり多いと思います。
本記事は、使用頻度も使用者数も多いダッシュボード機能において、削除されたNew Relicダッシュボードを復元する方法を紹介したいと思います。
不要なダッシュボードを削除するつもりで、他の必要なダッシュボードを間違って削除してしまった!
他のユーザさんが間違って、自分のダッシュボードを削除してしまった!
など不測な状況に陥ってしまった場合を想定して、対応内容を本記事にまとめました。
復元したいダッシュボードのguidを特定する
guidを解らない場合は、New Relic管理者権限の持っているユーザにて下記NRQLを実行してください。
SELECT * from NrAuditEvent SINCE 1 day ago
上記の検索結果に、削除された日時を使って、対象ダッシュボードの削除記録を特定できます。
特定されたレコードのtargetId欄は対象ダッシュボードのguidになります。
そのIdを次のステップに使いますので、メモしておいてください。
おすすめ
ダッシュボードを削除する前に、GUIDをメモしておくことをおすすめします。
万が一間違って削除した場合、簡単に復元できます。
NerdGraphQLにて復元スクリプトを実行する
上記ステップで特定したguid情報を入れ替えて、下記スクリプトを作成してください。
mutation {
dashboardUndelete(guid: "GUIDSampleXxWSVp8REFTSEJPQVJEfGRhOjE2NjM3MjI") {
errors {
description
type
}
}
}
以下のような結果が表示されましたら、上記スクリプトの実行が完了し、対象ダッシュボードの復元が成功したはずです。
{
"data": {
"dashboardUndelete": {
"errors": null
}
}
}
本記事の解説内容は以上になります。
万が一やらかしてしまっても、本記事に従って落ち着いて対応していただければ復元はできますので、ぜひメモしておいてください。