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SCRUM BOOT CAMP THE BOOK を読んで#1

Last updated at Posted at 2024-06-30

こんにちは。Shaulaです。会社でアジャイル関連の部署に配属されましたので、勉強のためSCRUM BOOT CAMP THE BOOKを読みました。そのまとめとして記事を投稿します。
今回は基礎編。用語がたくさん登場したので文章量多めです。

アジャイル開発とは?

  • 一度に全てではなく、少しずつ動作するものを作って届けて評価を受けることを繰り返す
  • 利用者の反応や関係者からのFBを受けながら作っているもの自体や計画を調整する
  • ステークホルダは目的達成のためにお互い協力する
  • アジャイルとは単一の開発手法ではなく、似たような開発手法に共通した価値観と行動原則つけられた名前である

[参考]スクラムガイド

https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf

開発の主な手法

  • スクラム
  • エクストリームプログラミング
  • カンバン

スクラム

主な特徴

  • 短い時間(=タイムボックス)に区切って作業を進める
  • 透明性の担保 *現在の状況や問題点を常に明らかにする
  • 検査をする *定期的に進捗状況や進め方に関する問題点を確認する
  • 5つのイベント、3つのロール、3つの成果物がある

イベント

  1. スプリント

    概要:開発の固定の期間

    • 最大1ヶ月(期間の長さが変わってはいけない)
    • 他のイベントのコンテナ(=入れ物になる)
  2. スプリントプランニング

    概要:計画を立てる。2つのトピックについて話す

    • トピック1「何を達成するか」
      • POは何がほしいのか、Devはどこまでできるのか、について話す
      • プロダクトバックログリファインメントを行う
    • トピック2「Devがどのようにしてプロダクトバックログを達成するか」
      • スプリントバックログを作成する
  3. デイリースクラム

    • 朝会とも呼ばれる
    • 3つの質問:昨日やったことは?今日やったことは?今起きている問題は?
    • ただし、問題解決の場ではない
  4. スプリントレビュー

    • 主催はPO
    • ステークホルダーに対して成果物をデモする
    • 完成しなかったバックログ、問題点、進捗について議論する
  5. スプリントレトロスペクティブ

    • うまく仕事を進められるように改善を繰り返す
    • 人、関係、ツール、プロセスの観点でうまくいったこと、今後の改善点を整理する
    • 一度にたくさんのことを変えようとしない

ロール

  1. プロダクトオーナー(PO)

    概要:プロダクトの価値を最大化する

    仕事:プロダクトバックログの管理と更新、バックログ項目が完成しているかの確認、予算の管理

  2. 開発チーム(Dev)

    概要:モノを作る、3〜9人のチーム

    • 機能横断的なチーム
    • 自己組織化(仕事の進め方は外部から指示されず、全体で責任を持って作業を進める)
  3. スクラムマスター(SM、ScM)

    • フレームワーク、仕組みがうまく回るようにする
    • マネージャーや管理者ではない
    • スクラムの外部からの妨害から、POやDevを守る

以上3つのロールを合わせてスクラムチームと呼ぶ

作成物

  1. プロダクトバックログ

    実現したいことをリストにして並び替えたもの

    • 順序は価値、リスク、必要性によって決定
    • 常にメンテナンスして最新に保つ
      • 項目を追加削除、定期的に見積もりをする
    • ユーザーストーリーという形式で書かれることが多い
  2. スプリントバックログ

    • プロダクトバックログを具体的な作業に落とし込む
  3. インクリメント

    • これまでのスプリントの成果+今スプリントの成果
    • リリースするか否かに関係なく検査可能でなければいけない

完成の定義

  • 何を持って完成とするのかを意識合わせする。例:コードレビュー、ユニットテスト、ドキュメント、デプロイなど

5つの価値基準

  • 確約
  • 勇気
  • 集中
  • 公開
  • 尊敬

疑問点

1 予算を確保するのって誰がやるんだろう?PO?
2 スプリントバックログの1つの作業の大きさってどんなもん?

感想

アジャイルやスクラムは資格勉強で言葉を知っているにとどまっていたので、基礎編を読むことで「へぇ、そうなんだ」となる点が非常に多かった。とくに、アジャイルは価値観と行動原則煮に付けられた名前であるという点が非常に印象に残った。ということはシステム開発に限らず、同様のイベントを行ったり価値観の元に動く組織自体を「アジャイルな組織」と言えるってことなのかなぁ。この辺りはまだまだ勉強が必要そう。

参考文献

西村 直人, 永瀬 美穂, 吉羽 龍太郎. (2020). SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発. 翔泳社. https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798167282

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