自動ビルドツールとは?
自動ビルドツールとはその名の通り自動でビルドしてくれるツール(ソフトウェア)です。作成したアプリケーションを実際にデプロイするまでに、コンパイルしたり外部ライブラリとリンクしたり単体テストを実行したり...、元のソースコードを変更する度にこんなことやってたら大変ですね。こんな一連の流れを自動化してくれるのが自動ビルドツールです。
今回は特に、Javaの自動ビルドツールについての記事になります。
この記事の対象者
- Javaプログラミングの基礎を学習し終えて、様々なフレームワーク(Android Studio、Spring など)に手を出し始めた人たち
- フレームワークのテキスト何冊か読んで、ある程度アプリ開発できるようになったけど、結局 build.gradle とか pom.xml とか何者かわからず自分でいじるの怖い人たち
- 加えて build.gradle とか pom.xml 関連のエラーで苦しんだ人たち
- 且つ、ゆっくりじっくりマジで1からしっかり理解したい人
この記事の目的
Javaの自動ビルドツールの完全なる理解を目指します。Maven と Gradle だけ理解したい人からしたら、正直めっちゃ遠回りです。普通に Maven や Gradle を知りたいなら他の記事見た方が絶対良いです。絶対。本記事の学習の流れとしては...
1. make を用いた自動ビルド 【3時間くらい】
2. Ant を用いた自動ビルド 【5時間くらい】
3. ここでようやく Maven 【6時間くらい】
4. 最後に Gradle 【6時間くらい】
(【】内はだいたいの所要時間)
知ってる人からすれば「make はいらんくね⁉」ってなりそうですが、make で Maven のいくつかのフェーズを再現する(testフェーズとかsiteフェーズとか)のは、深い理解のためには意外と有意義だったりする気がします。正直Skipしてもどうとでもなります。
目次(リンク)
1. make
1-1. makeの基礎(Java)
1-2. makeの応用(Java)
2. Ant
2-1. Antの基礎 ①Antタスク
2-2. Antの基礎 ②IDEでAnt、外部ライブラリ利用
2-3. Ant発展 ①独自タスク
2-4. Ant発展 ②JUnit連携
2-5. Ant発展 ③AntでMavenリポジトリと連携
3. Maven
3-1. Mavenの基礎 ... 作成中
3-2. Mavenの応用 ... 作成中
4. gradle
4-1. Gradleの基礎 ... 作成中
4-2. Gradleの応用 ... 作成中