はじめに
MuleSoftではAPIのポリシーを適応する場合、リソース使用量やデプロイの観点から、MuleアプリケーションにはBasic Endpointの適応が推奨されています。
ただし、実際に構築する際にAPI Proxyとは違い手作業の手順が多く、ヘルプを見ただけでは全体的な手順を把握することが難しく、動かすためにはMuleSoftのアーキテクチャの知識が必要になります。私は、色々試してみてやっと設定する方法が分かりました。。。
ここでは、Basic Endpointの設定手順やハマったところをご説明します。
Basic Endpointとは
Basic Endpoint設定の流れ
設定手順は以下の通りです。
説明1と説明2については、補足説明として説明します。
API と MuleSoftのペアリング(説明1)
自動検出用の”API ID”を利用してペアリングを行います。
公式ヘルプ:Mule 4 アプリケーションでの API ゲートウェイの API 自動検出の設定
APIインスタンスの管理(説明2)
アプリケーションのプロパティーに環境のクライアントID情報を設定し、API Manager管理に追加します。
Runtime ManagerにコピーしたクライアントIDとシークレットを設定します。
anypoint.platform.client_id={対象組織のクライアントID}
anypoint.platform.client_secret={対象組織のシークレット}
動作確認
トラブルシューティング(忘れがちな重要ポイント!)
事象:Runtime Managerで“Deploy failed”で起動できない。
解決法:アプリケーションのプロパティーに環境のログイン情報(Client ID, Client Secret)が登録すると解消されます。
まとめ
ここまで、設定の流れ、動作確認、トラブルシューティングを説明してきました。
作業手順が確立していれば、Basic Endpointを利用した検証をする際に、環境がササっと準備できるとプロフェッショナル感がフワッとでそうですね。
MuleSoft ライフをエンジョイしてください。では!!