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【備忘録】バーチャルマーケット02 出展者反省会

Last updated at Posted at 2019-03-13

 なんで書いたか

 どうも、バーチャル天才美少女のセフィです。ここは飲み込んでください。
3月にVRChat内部にてバーチャルマーケットという、バーチャル空間での3Dモデルの即売会的なイベントがありました。詳しい内容については、ツイッターでエゴサするなりしてみてください。
 今回僕は、このイベントに出展者側で参加しました。建物をモデリングする、という経験が全く初めてのことでして、いろいろとわからないことが多いながらの制作となりました。が、期日にはなんとか間に合いまして、めでたく出展がかなったわけです。本当に良かった。

 とはいえ、反省がないわけではありません。
 というかほかのさまざまなブースを見てめちゃくちゃ反省する場所が出てきたわけで、それを今回こうやって書いて、次回参加するにあたっての備忘録、見る人にとってはここでしくじったぞというダクソの血文字的な感じで見てください。よろしくお願いします。

 ここに書かれている内容は出展者Discordサーバーでのやり取りで気づいたことも多いので、内容がダダ被りしてます。ご容赦ください。

どういうブースなのか

ブース022.png
こんな感じです。コンセプトとしては、「スチームパンクな劇場」という雰囲気です。後ろに巨大な生き物がいる古い遺跡を探索する…という設定のブースです。壇上のスペースに空きがあるので、登場人物になることができる……みたいな感じにしようと思ってました。
正面画.png
売ってるアバターです。顔が違う。

よかったこと

・pickupオブジェクトが仕込めた
 今回よかったこととして一番大きいです。Vケットを見学する、という動画youtubeで投稿されていて、それを見たりしたのですが、皆さん武器を拾ってくれていました。ちょっと作りが荒いのが恥ずかしくはありましたが、やっぱり「持てるようにしておいてよかったな」という気持ちになります。

・pickupオブジェクトの位置がよかった
 持てるようにした物体を、あからさまに「持てるものが置いてあるな」という場所に配置できたんじゃないかな…と思っています。VRChatは持てる物体に視線が行くと持てますよ、と教えてくれるようなUIにはなっているのですが、「これ持てないんだろうな」という風に思われてしまうと、ハナから考慮から外されてしまうと思うので……

・モデリングを工夫できた
 ブースのモデリングをするに当たって、同一の物体のUVをできるだけ重ねて展開するように心がけて制作をしていました。そこの工夫のおかげで、ブース本体使ったテクスチャは2048*2048が二枚だけではありました(ノーマルマップなどは除く。値札などは後から追加した要素のため、テクスチャは別になっている)が、「見れる」物ができたのではないかなと思います。容量を削減する必要などもなかったのがよかった。

・モチーフが被らなかった
「配管があって、鉄と蒸気を感じるスチームパンク」なモチーフは僕よりはるかにクオリティが高い人が投稿するやろ……避けよ……と思っていたのですが、その通りになりました。同系統のモチーフのブースはなかったんじゃないかな、と思います。そのせいでした苦労もありましたが、後述。

・看板がでかい
 ほかの情報の書き方については反省も多かったのですが、唯一看板は情報を伝えるという一点においていい感じになったかなと思います。何せブースを通ったら絶対見るくらいの位置に置いてありますし、フォントも限界明朝ですし。まぁ目立ちますよね。静岡支部ってなんだよという反応もあったみたいです。僕もよくわかってないんですが、静岡支部って、何?
世界観を重視したいならオサレフォントがいいよなとは思うのですが、オサレすぎて全然読めないのは本末転倒ですよね……

・ブースが完成した
やったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
解散!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダメだったとこ

・資料集めに困った
 モチーフが被らないどころの騒ぎではなかった。僕のスチームパンク力が足りていなかったこともあり、それっぽいものを構築することができませんでした。西洋劇場とスチームパンク、相性はいいと思うんだけどな……
なので、スポットライトなどがやたら現代的です。

・アニメーションを仕込めなかった
 今回で一番後悔しています。いや、unity周りの知識がなかったというのもあったのでしょうがないといえばしょうがないのですが……
ほかのアニメーションが入ってるブースはなんというか……良さが一段上になっていたので、次は積極的にリベンジしていきたいところです。

・コライダー入れすぎ
 コライダー(衝突判定)を細かく入れすぎました。苦労したのに。写真のすべての物体に、見た目通りのコライダーが入っていると思ってもらっていいです。いらない。こんなに絶対いらない。
引っ掛かりが煩わしいしコライダーのせいで写真は撮りづらくなるし、いいことがない Boxコライダーなんですよ キューブを頑張って変形させたんですよ 時間のわりに効果がね……

・値札に関して
 これ、そもそも必要だったのかが疑問でもあります。あるに越したことはないのですが、アバターそのものに仕込むなどやりようはあったよな……と思ってます。
一番ダメだったのは値札を置く位置で、何が4000円なのかとても分かりづらいという…… 僕はわかっているのですが、売っているのがアバターで、それが4000円であることなんてそうそうわからないと思います。情報は、ひとまとめにしておいたほうがいい。 写真を撮るときも一枚で済むし。

・QRコード、いる?
 これはあちこちで言われていることでもありました。QRコードは、基本的にスマホで読み取る(と思う)のですが、VRゴーグルを外してQRコードを読み取ってboothに飛んで……なんてこと、基本的にはしないです。僕はしない。なので、「○○で検索」とかの文章のほうがよかった。
ちなみにQRコードをアバターに仕込むときは写真で撮るときのために、左右反転しておいたほうがいいらしいです。一回読み込んでテストしたほうがよさそうですね。

・見えない文章を探しに行く人は少ない
 僕自身はやっていないのですが、ブースの裏の壁に情報を書いているサークルさんがいました。しかしそれをわざわざ探しに行く人は相当少ないんじゃないかなと思います。なので表に「裏面も見てね!」など、「そこに情報がありますよ」とちゃんと示してあげたほうがいいなということに気づきました。同様のことが、開催されていたパズルラリーにも言えます。
僕はそもそもミラーで作っていたので、壁に情報を書くといったことはできませんでした。ここも反省点です。

・暗い
 暗すぎ。写真だと背後のものが見えますが、配置されたワールドだと暗すぎてわからなかった…… ライトのベイクの知識があまりにも欠けているとという……
そういう意味でも、次回までに直していきたいですね。

・シェーダーをうまく使えなかった
 ブースにドアがあって、中に入ると全く別の景色が広がっている……という構造にしている方がいまして、これ真似すればよかったなと心底思いました。観客席があるとか。ほかにもブース自体なんか違和感があったので……

・アバターが試着できるのかどうかわかりづらい
 「着れますよ」という情報がどこにもなかったので。クリックしてね、くらいは必要だったかなと思ってます。
初心者の方などはアバターそのものがペデスタルになっているという概念自体がわからないかも。

・そもそもアバターが違う
 Vケット前日までアバターをアップデートという名の作り直ししていまして、まぁ間に合ったんですが。試着用って書いてあるアバターを着ると全然違うやつになっていたということになってしまいました。ごめん。でもよくはなったと思うから許してほしい。

・世界観と情報は同居できない
根本的にわかりやすくしようとすると、大きな文字で情報を書くしかないわけで。もちろん視線を誘導するなど、別の方法もあるとは思うのですが…… (yowaiさんのブースはアバターを見に行ったら裏面が目に入る、みたいなデザインになってて真似しようと思った)
 とにかく文字を大きくするとブースの世界観を崩してしまいかねないので、同じ場所に入れ込むのは厳しいのでは?
情報を書くスペースと世界観のスペースを分ける、というのはいいアイデアだなーと思いました。(姫乃ちはるさんのところとかです)

・音を使えばよかった
 アニメーションと同じです。いいブースがあったんだよな……雨が降ってる……

・高さをよく考える
 基本的に、高さは150センチのアバターの目線を基準にして看板などを配置していくとよさそう

 とりあえずはこのあたりです。次も頑張るぞ!

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