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はじめての記事投稿

pandasのデータの読み込みからデータの抽出まで

Last updated at Posted at 2023-06-19

初めに

  • pandasを初めて触る方向けに、基本的なデータの読み込み方から、必要なデータの抽出方法までを公開データを用いて解説して行きます。なので、データの準備は不要です。自分もデータ分析を始めたばかりで結構躓いたので、これから勉強を始める方の助けになれると嬉しく思います。

モジュールをインポート

  • Pandasは、データを簡単に取り扱う為のデータ操作ツール
  • Plotly Expressは、いくつかの公開データセットにアクセスするための便利な関数を提供
import pandas as pd
import plotly.express as px

ファイルの読み込み

  • 今回はアイリスの花の公開データ読み込みます
  • px.data.iris()でアイリスデータセットの公開データを読み込めます
df = px.data.iris()
  • 補足:通常のcsvファイル読み込む方法。今回は公開データなので使わないです。pd.read_csvは、pandasライブラリを使用してCSVファイルを読み込むための関数です。
file_path = 'ファイルパス.csv'
df = pd.read_csv(file_path)

中身データ

  • 'sepal_length': がく片の長さ  'sepal_width': がく片の幅  'petal_length': 花びらの長さ
  • 'petal_width': 花びらの幅  'species': アヤメの種類  'species_id': アヤメの種類を表すID
# .head()関数は、pandasデータフレームの先頭の行を表示するための関数。デフォルトでは、先頭から5行を表示。
df.head()

アイリスの花ヘッド.png

# データフレームの行数と列数を返す
df.shape
#結果
(150, 6)

150行と6列のカラムが入っています。つまり、データ数が150でヘッダーが6列あるデータということです。

カラム名を取得

# カラム(列)のラベルを取得
df.columns

カラム名を取得できます。

結果
Index(['sepal_length', 'sepal_width', 'petal_length', 'petal_width', 'species',
       'species_id'],
      dtype='object')

次はデータの指定方法です。

df['カラム名']で指定できます

df['sepal_length']
0      5.1
1      4.9
2      4.7
3      4.6
4      5.0
      ... 
145    6.7
146    6.3
147    6.5
148    6.2
149    5.9
Name: sepal_length, Length: 150, dtype: float64

複数のデータを指定

複数のデータの場合は[]を増やして、df[['カラム名', 'カラム名']]です。データ数を増やす場合は,を増やして書いていけば大丈夫です。

df[['sepal_length', 'sepal_width']]

結果
2023-06-19 132832.png

条件によるデータ抽出の仕方

df[df['カラム名'] 条件]

df[df['petal_length'] == 1.4]

2023-06-19 133909.png
petal_lengthが1.4のデータが抽出できていることが分かります。

複数の条件でデータを抽出

df[(条件1) & (条件2)]

df[(df['petal_length'] == 1.4) & (df['petal_width'] == 0.2)]

2023-06-19 134608.png
「petal_lengthが1.4」で「petal_widthが0.2」なデータを取得することができました。

condition1 = df['petal_length'] == 1.4
condition2 = df['petal_width'] == 0.2
df[condition1 & condition2]

こういう書き方もできます

条件によるデータ抽出の仕方その2(queryメソッド)

  • .query()メソッドは、pandasデータフレーム(DataFrame)に対して条件を指定して行をフィルタリングするために使用
  • .query()メソッドを使用することで、条件を直接文字列として指定することができます。
df.query('petal_length >= 1.4')

2023-06-19 135210.png
petal_lengthが1.4以上のデータを抽出することができました。

複数の条件でデータを取得その2(queryメソッド)

df.query('(条件) & (条件)')

df.query('(petal_length >= 1.4) & (petal_width >= 0.2)')

2023-06-19 140013.png
petal_lengthが1.4以上かつpetal_widthが0.2以上のデータが取得できました。

参考

ゼロから始めるデータ分析】 ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門
データサイエンスのための実践Pandas
ChatGPTへの質問

終わりに

今回はデータの読み込み方から、必要なデータの抽出方法をご紹介しました。
次回は時系列データの扱い方をまとめようと思います。

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