最近、話題のAIアシスタント「Gemini(旧Bard)」が、CLIツールとしても利用可能になりました。そして、これをターミナルアプリ「Warp」と組み合わせると、導入から活用まで、自然言語ベースで完結できる驚異の体験ができます。
この記事では、Warp上でGemini CLIを導入し、日本語で実際に使ってみた様子を紹介します。
🔧 Step 1: Warpをインストール(未導入の場合)
まず、まだWarpを使っていない方は以下からダウンロードしてインストールしましょう。
Warpは高速・モダンなRust製ターミナルで、AI補完機能やGUIライクなUIなどが特徴です。開発効率が体感で変わるので、ぜひ試してみてください。
🤖 Step 2: Gemini CLIをインストール(Warp上で自然言語で)
Warp上では、自然言語で以下のように入力するだけでOKです:
Install Gemini CLI
あるいは少し詳しく:
I want to use Gemini CLI. Please guide me through the installation.
Warp AIが自動でパッケージの候補や手順を示してくれます(npm
, pip
, brew
など、環境に応じて最適な選択肢が出ます)。特にターミナル操作に不慣れな人でも、スムーズにインストールできます。
🚀 Step 3: 起動してみる
インストール後は、ターミナルでただ一言:
gemini
と打てば起動。数ステップの初期設定(APIキーの入力など)を済ませれば、すぐに使い始められます。
🌐 Step 4: 日本語でも全く問題なし!
デフォルトでは英語の応答が返ってきますが、日本語で話しかけると、しっかり日本語で返答してくれます。
試しに以下のようなプロンプトを送ってみました:
Obsidianで使うキーワードを抽出し、それぞれに関連リンクをつけてMarkdown形式で出力してください。
すると、驚くほど自然な日本語で、以下のようなMarkdown形式の出力を返してくれました:
- [リンク構造](https://help.obsidian.md/Linking+your+thoughts)
- [タグ管理](https://help.obsidian.md/Plugins/Tag+Pane)
- [テンプレート](https://help.obsidian.md/Plugins/Templates)
まさに欲しかった形。ちょっとしたアウトライン作成やリサーチ補助にもかなり使えそうです。
✨ 総評:ターミナル操作の敷居が一気に下がる
Gemini CLIとWarpの組み合わせは、以下のような特徴を持っています:
- 自然言語での操作が可能(英語・日本語どちらも可)
- Warpの補完・UIのおかげでCLI初心者でも安心
- Geminiの出力がMarkdownとの相性抜群で、ドキュメント生成にも向いている
- コーディング補助やメモ生成、ドキュメント整理にも実用的
🔚 おわりに
ChatGPTやGitHub Copilotとはまた違った、Google発のAIアシスタントをコマンドラインから扱えるというのは非常に新鮮です。
「ターミナルは英語が苦手で…」という人にも、Warp + Gemini CLIは強い味方になってくれるはず。
ぜひ一度試してみてください。次世代の開発環境が、すでに手元にあることに驚くはずです。