はじめに
和訳第四弾。
Installing the development environment の和訳です。
ガバガバ和訳でも英語読むよりマシという方は御覧ください。
関連チュートリアルに関しても(たぶん)上げます。
当方 Hyperledger Composer について学び始めたばかりであるため、指摘等大歓迎です。
本チュートリアルは、Hyperledger Composer 開発ツール(主にビジネスネットワークの構築に使用)を入手し、Hyperledger Fabric(主にビジネスネットワークをローカルで実行・デプロイするために使用)を開始するためのものです。作成したビジネスネットワークは異なる環境の Hyperledger Fabric ランタイム(例:クラウド・プラットフォーム)にもデプロイすることができます。
開始前に
必要事項のインストール に従ってインストールを行ってください。
本チュートリアルは、ツールを以前にインストールし、利用したことがないものとして扱います。違うのであれば、チュートリアルを進める前に、以前の設定が完全に破棄されていることを確認してください。破棄方法は 付録 に記載されています。
柔軟性を提供し、最大数のシナリオの開発・テスト・デプロイを可能にするために、Composer は npm でインストールされ、 CLI で制御可能なコンポーネントのセットとして提供されます。チュートリアルでは、まずインストール方法を示し、それから開発環境の制御方法を示します。
コンポーネントのインストール
Step 1. CLI ツールのインストール
Composer 開発者にとって便利な CLI ツールがいくつか存在します。最も重要なものは composer-cli です。これは、すべての必要不可欠な操作を含んでいるため、最初にインストールを行います。次に、generator-hyperledger-composer、composer-rest-server、Yeoman をインストールします。これらは開発環境のコアとなるものではありませんが、チュートリアルの実行や、ビジネスネットワークと対話を行うアプリケーションの開発に非常に有用なものであるため、インストールを行います。
以下の npm コマンド実行時に su または sudo を使用しないでください。
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CLI ツールをインストールします。
npm install -g composer-cli@0.20
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ビジネスネットワークを REST API として公開できるように、REST サーバ実行ツールをインストールします。
npm install -g composer-rest-server@0.20
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アプリケーション生成に有用なツールをインストールします。
npm install -g generator-hyperledger-composer@0.20
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Yeoman は generator-hyperledger-composer を利用しアプリケーションを生成します。
npm install -g yo
Step 2. Playground のインストール
既にオンラインで Composer を体験している場合は、Playground アプリケーションを見たことがあるでしょう。開発環境でも、Playground をローカルで起動することができます。Playground は、ビジネスネットワークを見て、デモンストレーションするための UI を提供します。
- ビジネスネットワークに対するシンプルな編集、テストを提供するブラウザアプリケーションのインストールを行います。
npm install -g composer-playground@0.20
Step 3. IDE の設定
ブラウザアプリケーションはビジネスネットワークのコードを操作するために使用できますが、多くのユーザは IDE での作業を好みます。Composer 拡張機能が有効であるため、VSCode をおすすめします。
Step 4. Hyperledger Fabric のインストール
このステップでは、ビジネスネットワークをデプロイするための、ローカルの Hyperledger Fabric ランタイムを提供します。
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チュートリアルのために選択したディレクトリ(~/fabric-dev-servers とします)で、Hyperledger Fabric をインストールするためのツールを含んだ**.tar.gz** ファイルを取得します。
zip も利用可能です。zip を利用する場合は tar.gz を zip に、tar -xvf を unzip に変更してください。mkdir ~/fabric-dev-servers && cd ~/fabric-dev-servers curl -O https://raw.githubusercontent.com/hyperledger/composer-tools/master/packages/fabric-dev-servers/fabric-dev-servers.tar.gz tar -xvf fabric-dev-servers.tar.gz
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ダウンロードして展開したスクリプトを利用し、ローカルの Hyperledger Fabric v1.2 ランタイムをダウンロードします。
cd ~/fabric-dev-servers export FABRIC_VERSION=hlfv12 ./downloadFabric.sh
典型的な開発環境に必要なすべてをインストールしました。ブロックチェーンビジネスネットワークの開発及びテストに際して、この環境で行う最も一般的な事柄のいくつかを学ぶために、チュートリアルを続行してください。
開発環境の制御
Hyperledger Fabric の起動と停止
~/fabric-dev-servers 内にあるスクリプトを利用して、ランタイムを制御できます。
まずは、新規ランタイムを開始するために、start スクリプトを実行し、PeerAdmin カードを作成する必要があります。
cd ~/fabric-dev-servers
export FABRIC_VERSION=hlfv12
./startFabric.sh
./createPeerAdminCard.sh
~/fabric-dev-servers/stopFabric.sh を利用してランタイムを停止することができます。再起動時は**~/fabric-dev-servers/startFabric.sh** を利用します。
開発セッション終了時には、~/fabric-dev-servers/stopFabric.sh を実行した後、~/fabric-dev-servers/teardownFabric.sh を実行します。teardown スクリプトを実行すると、次回起動時に、初回起動時同様 PeerAdmin カードの作成が必要となります。
ローカルのランタイムは開発用に頻繁に起動、停止、破棄されることが意図されています。より持続的な状態を持つランタイムを探している場合、開発環境の外で実行し、ビジネスネットワークをデプロイしたいでしょう。この場合の例として、Kubernetes を介した実行、または IBM Cloud といった管理されたプラットフォームでの実行などがあります。
web アプリケーション Playground の実行
以下のコマンドを実行し、web アプリケーションを起動します。
composer-playground
通常、自動的にブラウザで http://localhost:8080/login が開かれます。
web アプリケーションの My Business Networkページ上に、createPeerAdminCard スクリプトで作成した PeerAdmin@hlfv1 カードが表示されているはずです。表示されていなければ、正常にランタイムの起動が行われていない可能性があります。
すべてのコンポーネントが実行されました。また、開発セッション終了の際に、それらを停止、破棄する方法も学びました。
What's Next?
- Playground チュートリアル での web アプリケーション UI の利用方法の学習
- 開発者向けチュートリアル での CLI 及び VSCode の利用方法の学習
付録:以前の設定の破棄
Hyperledger Composer の以前のバージョンを利用したことがあり、新規インストールを行いたい場合、下記のコマンドで以前の Docker コンテナをすべて破棄する必要があります。
docker kill $(docker ps -q)
docker rm $(docker ps -aq)
docker rmi $(docker images dev-* -q)
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左側アイコン一番下 ↩