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AWS認定資格12冠(全冠)をしてできるようになったこと・ならなかったこと

Last updated at Posted at 2023-10-03

はじめに

AWSの経験が浅い中、AWSの認定資格12種を約1年半かけてコンプリートしました。12種類の資格取得をして、できるようになったこと、ならなかったことをそれぞれ率直に書いていきたいと思います。少しでも皆様の学習の参考になればと思います。

略歴

  • AWS認定資格取得前のAWS経験:webアプリ開発の学習でEC2とRDSを立てたことがある程度
  • AWS 認定資格を約1年半で12冠コンプリート
  • そのうち実務ではAWS基盤構築(主にRDSまわり)を半年程度経験

取得資格

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できるようになったこと

AWSの全体像を理解することができる

AWSの全体像がパッとわかるようになりました。
全資格を合わせるとかなり多くのサービスに触れることになります。AWS全体としてどういったカテゴリがあり、それぞれどういったサービスがあり、どのようにそれらが連携できるのかを理解することができます。

AWS全般の話についていけるようになる

前節にも付随しますが、全体像や知っているサービスが格段に増えたことから、AWS全般の話についていくことができるようになりました。
資格勉強ではサービスに加えてAWS独自の単語も身につきます。学習前には暗号に見えていたAWS公式の情報も、今では難なく理解ができます。(理解できないこともありますが...)

また情報の引き出しが多くなったことは自分でも驚くことがあります。
学習した経験は意外にも大きく、たとえ忘れてしまった情報であっても目に触れた途端に「そういえばこんな感じのサービスだった気がする!」と思い出したりします。AWSに関連することのキャッチアップ速度は格段に上がったように感じています。

試験勉強と実務が結びついた時には大きな力を発揮することでしょう。

IT全般の知識が増える

意外と見落としがちですが、IT全般の知識も身に着けることができます。
アーキテクチャはAWSだけで完結する場合もありますが、AWS以外も絡む場面も多く登場します。そういったものを資格学習を通じて理解することができるため、おのずとIT全般スキルも身に着けることができます。

完全に理解するには別途深い学習は必要にはなりますが、そういった別分野を学習するきっかけにもなったりします。

社内での認知度が向上する

社内の認知度は大幅に向上します。
APN (AWS Partner Network)に参加されている企業に所属しているのであれば、毎年認定資格コンプリート者に「All Certification Engineers」の表彰があります。

各企業コンプリートしている人数は限られているので、その分AWSに長けている人として認識されると思います。

実際に私も部署の全体ミーティング等で話したり、ドキュメント化して社内ナレッジとしてまとめたりする活動を通じて、「AWSの人」と認知されることが多くなりました。

資格取得のコツを理解する

資格取得を継続的に行っていると、AWSが問いたい部分がなんとなく理解できてきます。
またそれなりの学習時間も必要になるので、自分のAWS勉強方法も確立されて、最後の方はかなり効率よく学習することもできるようになります。

コンプリートした方は共通してAWS認定資格を学習するコツをある程度身に着けているので、そういった方々の合格体験記はとてもタメになることも多いかと思われます。

できないこと

構築

恥ずかしながら、構築に関してはさっぱりできません。
認定資格はどちらかといえば全体像を理解する方向性が強いため、どういった操作や設定が必要なのかはいつも調べながら進めています。前述の通り、キャッチアップスピードは上がっているので、何かを見ながら進めれば躓くことは少ないですが、何も見ずに構築するのはまだまだ修行が必要そうです。

今後はSkill BuilderのLabなどを活用して、構築スキルを身に着けていきたいと思います。

業務に直結せずに忘れてしまう部分もある

一度は身に着けた知識も、使わない部分に関してはかなり忘れてしまうこともあります。
コンプリートした今、過去の試験を受けろと言われたら落ちてしまうような気がしています...

知識を留めるためにはAWSの様々なイベントに参加するであったり、資格の更新を欠かさずに行うであったり、継続した学習姿勢が大切に思われます。

AWSに対する客観的な視点

認定資格ではAWSを中心に考えていくため、良くも悪くもAWSの良い面しか学習しません。
AWSは汎用的かつ業務特化的に様々なユースケースに対応ができることはとても魅力的です。一方で客観的にAWSの効果が高いのかどうかについては自分で検討する必要があります。

広い視野を持つためには別途考える必要がありそうなことがわかりました。

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