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HoloLens Advent Calendar 2018の21日目の記事です。
今年はリアルアバターが流行りましたね!VRChatのおかげ?

今回は、3DスキャンしたリアルアバターをHoloLens上に表示してみました。
HoloLensでリアルアバターを召喚する話は2年前でしたね。
Perfume x TMCN x HoloLens

3Dスキャン

今年はいろんな方々を3Dスキャンさせていただきました。
avatar01.png

3Dスキャンに使用したのは、

  • iPad Air 2
  • iSense(いまは売ってないので、Structure Sensor)
  • itseez3D(スキャンアプリ)

ハンディで、お手頃価格で、精度もなかなか良いです。
48894109_279195996127899_4909041039714549760_n.jpg

アプリを起動し、右上のNew ScanからFullbodyを選択、顔と枠を合わせて、スキャンを開始します。
3分くらいかけて体の周りをゆっくり回って、端末を上下しながら全身をスキャンします。
スキャンしたモデルは、Local Previewではあまりいい結果がでませんが、Cloud Processing(10分程度かかる)をすることで精度のいいモデルが出力されます。
スキャンしたモデルは.PLY、.OBJ、.WRL形式でダウンロード可能です。
えきまえスペースでは、周りの壁が白いためスキャンしづらい環境ではありますが、比較的明るいためキレイなモデルを作成することができます。

3Dモデルを編集

.OBJ形式でダウンロードします。
avatar02.PNG

Blenderを開き、ファイル->インポート->Wavefront(.obj)からmodel_mesh.objをインポートします。だいたい20万ポリゴンくらい。
avatar03.PNG

VRChatでも使えるように、ポリゴン数削減とリグ入れを行います。
まずは、ポリゴン数削減、Decimateの比率を0.09くらいにして、2万ポリゴン以内に収まるようにします。シェーディングをスムーズにするとカクカクした面がいい感じに滑らかになります。
avatar04.PNG

リグ入れ

まずは、VRChat用のリグのサンプルをダウンロードします。
ダウンロードしたVrchat_Example_Avatar.fbxをBlenderからインポートします。
リーフボーンを無視ボーン方向の自動整列にチェックを入れること。
avatar05.PNG

自分のアバターを、サンプルのアバターに合わせます。
avatar06.PNG

サンプルのアバターのBodyEyeを削除し、リグの大きさと位置をリアルアバターに合わせて調整します。
avatar07.PNG

モデル->リグの順に選択し、Ctrol+pを押して、アーマチュア変形->自動のウェイトでを実行します。
avatar08.PNG

うまくいけば、ポーズモードでリグを選択し回転してみると、ぐねぐねできます。
avatar09.PNG

ファイル->エクスポート->FBX(.fbx)を選択し、モデルをエクスポートします。

HoloLensで表示

開発環境は以下です。

  • HoloLens RS5
  • Visual Studio 2017(15.9.2)
  • Unity 2017.4.11.f1
  • HoloToolkit-Unity-2017.4.3.0.unitypackage
  • HoloToolkit-Unity-Examples-2017.4.3.0.unitypackage

Unityを開き、新しくプロジェクトを作成します。
ファイル作成した.FBXファイルをD&DしてUnityに取り込みます。
Scaleの設定、Generate Colliders、Rig->Humanoidを適用します。
model_texture.jpgをMaterialsにD&Dし、model_textureAlbedomodel_texture.jpgをアタッチすることでテクスチャを貼り付けます。

avatar11.PNG

"Unity-chan!" Modelをインポートし、ボタンをタップすることで、モデルをジャンプさせます。
avatar12.PNG

まとめ

  • 3Dスキャンし、リアルアバターを作成しました
  • ダウンロードした3Dモデルを編集し、HoloLens上に表示してみました
  • リップシンクや、手の移植、アニメーション作成などをするともっと面白くなりそうですね

参考文献

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