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RTX1210でのインタフェースのIN/OUTの方向

Last updated at Posted at 2023-07-04

背景

以下の内容は本質的にルータの一般論であって、RTX1210固有の問題ではない。
ただ、私がRTX1210 を運用する上で ANG PONG TANG な勘違いをしていたために記事を書く次第である。

RTXルータの機能としてフィルタリングがある。以下のように指定する。
ip filter 3004 pass 192.168.10.0/24 * udp * ntp
ip lan3 filter in 3004
順に、意味は以下の通り。
・フィルタリング設定3004番として、送信元が192.168.10.0/24で宛先が任意のudpパケットであり、送信元ポートが任意で宛先がntpポートのパケットを通すものを設定しろ。
・lan3 インタフェースに入ってくる向きのパケットに対してフィルタリング設定3004番を適用しろ。
なお、lan3インタフェースは192.168.10.0/24のネットワークに接続されているとする。

...あれ?in(どっか→LAN3)なのになぜIPアドレスとポートが逆になっているの?と思った。

民生用ブロードバンドルータとは異なる

通常の民生用ブロードバンドルータから抱く内外のイメージ(誤)

誤った図.drawio.png

内外の考え方として、インターネットを基準に決めるというのが考えられる。割と自然だと思う。いや自然だと思っちゃダメである。というのも、これは本来のルータの挙動を考えれば病的である。ブロードバンドルータならまだしも、そもそも何かローカルなものをインターネットに接続することだけがルータの役割ではないからだ。 インターネットに接続されないルータもあるだろうし、そもそもISP内部にあるルータは一体何なんだろうということになる。

ルータはネットワークとネットワークを繋ぐ主体そのものである(正)

ルータが基準になって内外が決まる。即ち、ルータの各ポートに接続されているネットワークは内と外の意味で等価に扱われるわけだ。
正しい図.drawio.png

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