はじめに
Azure Blob StorageへPower Appsを使用した画像の追加方法について解説します。
Azure Blob Storageのコネクタを利用するにはプレミアムライセンスが必要です。
標準のライセンスでは利用できないため、必ず先にライセンスを確認しておいてください。
Azure Blob Storage とは?
Microsoft社が提供するクラウド用オブジェクトストレージソリューションです。
テキストデータやバイナリデータなどの大量の非構造化データを格納するために最適化されています。
方法
1.準備
- Microsoft Azureに画像を格納するためのストレージアカウントとコンテナーを用意します。
- 作成したコンテナーとPower Appsを接続させてください。
こちらの準備方法については以下の記事で解説を行っていますので、ぜひご参考にしてみてください。
2.Power Apps側で画像を追加するボタンを作成
- Power Appsを起動し、
画像の追加
プロパティとボタン
を追加。 -
OnSelect
に以下を記入。
AzureBlobStorage.CreateFile('フォルダーパス','ファイル名','ファイル')
-
フォルダーパス
... コンテナ名から書き出してください。/
毎にフォルダーが作成されます。 -
ファイル名
... 保存時のファイル名です。拡張子つきで記載してください。(○○.jpgなど) -
ファイル
... 追加するファイルを選択してください。
実際の書き方は以下の通りになります。
グレーで隠している部分がコンテナー名になります。
画像の追加
に設定された画像をjpg形式
で 00TEST20250218
のフォルダに格納します。
実行してみる
それでは実際に保存
ボタンを押してみましょう。
ボタンを押したあとにAzure Blob Storageを確認しに行きます。
コンテナー内に 00TEST20250218
というフォルダが作成されその中に スマホ.jpg
というファイル名で画像が保存されていることを確認できました。
では中身は問題なく保存できているでしょうか?
問題なく保存できていることが確認できました。
まとめ
今回ははじめての方でも分かりやすいPower AppsからAzure Blob Storageへの画像の保存方法について解説させていただきました。
他にも方法はありますが、こちらが比較的簡単かなと思います。
また、こちらの記事ではPower Automateと組み合わせた画像の削除方法についても記事を作成しておりますので、よければあわせてお読みください!!!