はじめに
AtomでLatexの日本語環境の設定をこの記事に従って行いました。なのですが、Atomでビルドを行う際にエラーが出てきてしまいました。
このエラーの解決法が分かったのでここでシェアします。
環境
OSはWindows 10になります。
Perlをインストールし、LeXインストーラ3を使ってw32texをインストールした状態です。
また、Atomのパッケージとして
・latex 0.50.2
・language-latex
・latexer
・pdf-view
の4つをインストールしてありました。詳しくはこちらを参照してください。
問題
大学で途中まで編集していたtexファイルを、Atom上で"latex"というパッケージを用いてビルドを行う際に、エラーが出てきてしまいました。
はかれるエラーは、
"latexmk: Failure in some part of making files."
といったものです。
ただし、このエラーは内容がシンプルなtexファイルでは出てこず、Pathが間違っているというようなものではなさそうでした。
確認のためTeXstudioやTeXworksでもビルドをしてみましたが、
"Unsupported document class (or package) detected, usage of the caption package is not recommended"
や、
Could not locate a virtual/physical font for TFM "hminr-h".
Please check if kpathsea library can find this font: HiraMinProN-W3.otf
といったエラーがみられました。
解決策
大学のPCのLateXの日本語環境を確認してみたところ、w32texではなくTeXLiveを使っていることがわかりました。
そのため、自分もTeXLiveをこのページからインストールしました。
手順は、
- TeX Liveのインストーラinstall-tl-windows.exeをダウンロード
- install-tl-windows.exeを実行してインストール
といった感じで、2、3時間かかります。
その後、Atom上でlatexパッケージの設定の一番上にあるTeX Pathを
C:\texlive\2018\bin\win32
に書き換えることでビルドが無事にできるようになりました。
w32texにはないフォントを使おうとしたためにエラーが出てきたのだと思われます。
Latexの日本語環境を作ろうとしている方で同じように詰まってしまった方は参考にしてみてください。