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LIFULLAdvent Calendar 2018

Day 24

今のウェブアプリケーションのパフォーマンスを知ろう

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約1年前にGoogleは「Using page speed in mobile search ranking」と題して、ウェブアプリケーションにおけるパフォーマンスがユーザーエクスペリエンスに影響すると考えていることを発表しました。

それから先日、Googleは2018/12/19に公式ブログで、検索結果に表示されるページの半分以上でモバイル・ファースト・インデックス (以下、MFI) がすでに使われていると発表しました。

つまり今後もMFIがSEOにより影響していく、そしてパフォーマンスが求められていきます。

いまのパフォーマンスをまずは知ろう

てっとり早く調べたい場合は PageSpeed Insights を使おう

PageSpeed Insights とは、CrUX(Chrome User Experience)に基づいて、モバイル端末やパソコン向けのページパフォーマンスに関するレポートと、ページの改善方法を確認することができるウェブアプリケーションです
ここで、次の2つのパフォーマンスを調べることができます

  • 速度スコア
  • 最適化スコア

ここでのページスコアは 80以上 を目指してください

  • Good: 80~ 問題ないよ
  • Medium: 60~79 改善の余地あり
  • Low: 0~59 見直せ

クロスブラウザには注意

改善できる項目において、特に次に気をつけてもらいたい

  • 次世代フォーマットでの画像の配信

次世代フォーマットは次の3つが挙げられる

  • JPEG 2000: Apple推し
  • JPEG XR: MS推し
  • WebP: Google推し

すべてのブラウザを満たそうと思ったら、次のようになる

<picture>
  <source type="image/webp" srcset="pathto/image.webp">
  <source type="image/jp2" srcset="pathto/image.jp2">
  <source type="image/jxr" srcset="pathto/image.jxr">
  <img src="pathto/image.jpg" alt="alt description">
</picture>

4つのフォーマットを満たすのはなかなか大変(テスト量も増えるし)

広告タグは棚卸ししよう

ウェブアプリケーションには、集客の観点からリマーケティング(リターゲティング)タグを埋め込む事が多い
しかし、それらの広告タグは、次の問題も一緒に埋め込むことになる

  • 非圧縮によるネットワークコストの問題
  • メインスレッド上での実行
  • キャッシュのTTLが None が多い

GTMを使って埋め込むことが多いので、ぜひ「タグ配信スケジュール」を使って管理してもらいたい
難しい場合でも、半年に1度は棚卸しを

詳細なパフォーマンスを知ろう

より詳細なウェブアプリケーションのパフォーマンスを調べたい場合は Lighthouse を使おう
上記に上げた PageSpeed Insights は、Lighthouseをデータ元としているためだ

Lighthouse ではパフォーマンスの他に、

  • Best Practices
  • SEO

なども測定することができる

おわりに

ウェブアプリケーションを開発するにおいて、速度スコアは大事だ、それはみんなも重々承知していると思う
そのため使っているWeb APIやフレームワークの速度スコアを見ることが多い

しかし、大事なのはユーザエクスペリエンスだ
それは広告タグやクロスブラウザを横断しての結果である

ぜひとも、上記のツールを使い、今を見てもらいたい

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