Twitterを見ていたら流れてきた死刑宣告
Firebase Dynamic Links は 2025 年 8 月 25 日に終了します。
元々 Firebase Dynamic Links は 23 年 5 月 17 日に将来的にサービス廃止することは告知されていました。その後、詳細告知が 2023 年第 2 四半期 → 3 四半期に後ろ倒しになっていましたが、急に来たよ宣告告知。

※ なお日本語ページはまだ更新されていません(いつものこと
知っておくべきこと
1. 2025 年 8 月 25 日になるとどうなるの?
Dynamic Links によって提供されるすべてのリンクは機能しなくなり、クリックされたすべてのリンクは、HTTP 404 ステータス応答を返すようになる。
2. いつまでに移行させる必要がある?
2025 年 8 月 25 日 MUST.
※ iOS や Android アプリ内で利用している場合は、ストア公開後の浸透率を逆算してリリーススケジュールは組む必要があります。
3. リンク分析データはどうなる?
2025 年 8 月 25 日に削除対象としてマークされ、データ保持ポリシーに従って削除されます。
それまでにリンク自体を含む Firebase Dynamic Links メタデータをエクスポートしておく必要があります。(エクスポートの方法は エクスポートガイド を見てね
4. ただし無くならない機能もあるよ
それはメールリンク認証で使われている Firebase Authentication.
Firebase Authentication は現在、Firebase Dynamic Links を使用して Authentication リンクをカスタマイズしていますが、Firebase Dynamic Links サービスが廃止された後もこの機能が引き続き動作するように更新を提供されます。
移行先のサービスは?
Google 的には他のディープリンクサービスのプロバイダー/ベンダーを使用することをお勧めしています。
ではどのプロバイダーを選べば良いのかは、Dynamic Links の機能をどこまで使っているかによると思います。Dynamic Links では基本 6 つの機能を提供しており、プロバイダーを含めた機能比較は次の通り。
Dynamic Links が提供している機能
- デバイスに適したストアにルーティング
- 遅延ディープリンクの提供
- 通常のディープリンクの提供
- クリックイベントの分析
- 短縮 URL を作成
- ソーシャル共有のためのメタデータの追加
代替プロバイダー ※ プロバイダーごとに利用は無料/有料などのプランがある
- Adjust
- AppsFlyer
- Bitly
- Branch
- Kochava
一応自社サービスで作るのもアリだが、そこはコスト等の兼ね合いですね。
まとめ
今すぐどうこうの話ではありませんが、iOS・Androidで利用されているサービスは年内には方針を決めて対応を進めたほうが良さそうですね。