この記事は LIFULL Advent Calendar 2024 の 15 日目です。この記事では、LIFULLのスマートフォンアプリエンジニアだからこそできた事を最近の実例も交えてご紹介できればと思います:)
ぜひこの記事を読むことで、弊社に興味を持っていただければと思います。
弊社では LIFULL HOME'S
というスマートフォン向けの賃貸・不動産検索アプリ [AppStore][PlayStore] を提供しております。
そんな LIFULL HOME'S のアプリは、「ドメイン知識」や「技術的負債」「リソース問題」に対応すべく、( Swift UI || Jetpack Compose
) & KMP
を中心とした開発にシフトしております。
できる事 1. 将来を意識した技術選定から関われる
なぜ KPM を選んだのかは こちらの記事 に詳しく書いてありますが、開発はすべて内製で行っているため、上流工程からエンジニアチームで話し合っています。今回のKPM以外にも CI/CD やライブラリ選定に至るまで、各自が提案し調査や試すことで導入まで進めることができます。
できる事 2. バックエンドも含めて経験を積むことができる
LIFULL HOME'S アプリはマイクロサービスで開発しているので、バックエンドも自分たちで管理・運用しています。この一文だけを見るとバックエンドの開発も必要なのかという考えもありますが、私達は「 スキルの幅を広げるための機会を提供できる場 」として考えております。
よくあるパターンだとバックエンドとアプリケーションを別チームが開発していることがあります。その場合バックエンドチームは Web と共通化できる API を設計するかもしれませんが、Webのようなサーバサイドアプリケーションとは異なり、iOSやAndroidはクライアントサイドアプリケーションとなるため、考慮すべき部分が変わったりします。
スマートフォンアプリエンジニアがバックエンドも関わることで、よりiOS・Androidアプリに最適化された WebAPI の開発を経験することができます。
できる事 3. インターフェースやアクセシビリティなどにこだわれる
LIFULL HOME'S アプリの UI/UX
は、各OSが推奨するデザインパターンを元に、弊社デザイナーがブランドイメージを落とし込んだ物となっております。しかしデザイン指示通りに作るだけではなく、実際に開発している過程でエンジニアとデザイナーが細かく連携しております。ボタン1つに対してもシャドーやインタラクションなど、細部に至るまでエンジニアの意見も検討されています。
Androidでも過去 5 回、デザインの大規模な変更を行う際も各 Navigation
や Component
を作る際は開発のしやすさを考慮したものに落とし込めていました。
iOSでも最近では VoiceOver を活用してアクセシビリティを考慮した機能を提供するなど、エンジニアとしてのこだわりが見えてくると思います。
アクセシビリティを考慮した iOS エンジニアが、実際に登壇するイベントも予定しておりますので、ぜひともチャックしておいてください。
できる事 4. 新しい技術への挑戦・チャレンジができる
WWDC
や Google I/O
で発表された最新技術を使って、tvOSに対応したことやAR技術を使った「かざして検索」など、実際にサービスとして公開したことがあります。
また直近では Apple Vision Pro の日本発売日に合わせて開発した「イマーシブモデルルーム」があります。実はこのアプリはiOSエンジニアではなく、VRに興味があったAndroidエンジニアを中心として開発したアプリで、本人が「やってみたい!」というひと言から始まりました。
まとめ
LIFULL HOME'S は人生やライフスタイルに大きく影響する「住まい・暮らし」に特化したサービスです。気軽な買い物ではないからこそ、エンドユーザーひとり一人に寄り添うことが大切で、携帯電話にインストールしてもらうiOS・Androidアプリだからできる関わり合い方を創ることができます。
まだまだここには書ききれない量や内容の例もありますので、もしご興味がありましたらまずは話を聞きに来てもらえればと思います。