自分のPCにRedmineをインストールしてRedmineやGitを試そうとしました。
しかし、GitのBareリポジトリの意味が分かっていなかったのでRedmineからGit
リポジトリを見ることができませんでした。
そこで、インストールからGitのリポジトリを見るまでの手順を記録しておきます。
より簡単な方法があれば教えて頂けると幸いです。
#環境
PC:Windows Virtual PC
OS:Windows7 Ultimate SP1
RM:Bitnami Redmine Stack 3.2.0-2
#目標
自分のPCにRedmineをインストールしGitのリポジトリを見る事で、インストール
できた事を確認する。
#原理
Bitnamiのプログラムスタックを使えば簡単にインストールできる。
RedmineはGitの"--bare"オプションを使って初期化したリポジトリだけ内容を
覗けるが、そのリポジトリへは直接コミットできない、そこでクローンした
ローカルリポジトリにコミットしてからPushする。
#詳細
##1.Bitnami Redmineのインストール
Bitnamiのページへ行って
Windows用をダウンロードする。
ダウンロードしたインストールプログラムを実行する。
“次へ”を何回かクリックするとインストールが完了する。
インストール時に入力したパスワードはMySQLのrootのパスワードにもなり、
後でバックアップやTestLinkを追加した時にも使った。
こんなエラーが出たので、hostsでlocalhostを127.0.0.1にしてやり直し
たらうまくいった。
以前インストール言語に日本語を選択すると一部表示できない部分があった
そうですが、改善済み。
参考:Windows版Bitnami Redmineをインストールする
##2.Gitのリポジトリを見る
###-1 Redmineにプロジェクトとチケットを作る
Redmineにログインし、”プロジェクト”→”新しいプロジェクト”でプロジェ
クトを作る。(中身は適当)
”新しいチケット”でチケットを作る。(中身は適当)
→チケット"#1"ができる
###-2 Gitでサーバ用リポジトリとローカルリポジトリを作りファイルを入れる
Windowsの“スタート”、“すべてのプログラム”、“Bitnami Redmine Stack
を使用する”でプロンプトを出す。
Gitサーバ用のフォルダ“\Repositories\tutorial.git”を作る。
“git init --bare”でGitサーバ用のリポジトリを作る。
Gitローカルリポジトリをフォルダ“\work”を作って、その下に
“git clone \Repositories\tutorial.gitで”クローンする。
テスト用のファイルを作る。
(”copy con: sample.txt”、内容は適当)
“git add sample.txt”で“sample.txt”をインデックスに加える。
“git config --global user.name "〇〇"”と
“git config --global user.email "〇〇"”で
ユーザ名とメールアドレスを登録する。
RedmineはGitリポジトリからユーザ名とメールアドレスを探し出すので、
Redmineで登録されているユーザ名とメールアドレスを登録する必要がある。
“git commit -m "#1 first commit"”でGitローカルリポジトリへ
Redmineチケット番号“#1”を注釈に加えてコミットする。
“git push orign master”でGitサーバへ送る。
私はサルでもわかるGit入門を見てGitを練習しました。
リモートリポジトリは“--bare”オプションで初期化する事でサーバを借り
なくても作れました。
###-3 Redmineでサーバ用リポジトリの中を覗く
Redmineでプロジェクトを開き“設定”、“リポジトリ”、“新しい
リポジトリ”で登録画面を出す。
SCM:“Git”,識別子:“tutorial”,リポジトリのパス:“C:\Repositories\tutorial.git”,
そして“作成”をクリック。
“リポジトリ”をクリックするとGitローカルリポジトリでコミットした時の
コメントを見る事ができる。
コメントの“#1”をクリックするとRedmineはチケット#1を表示する。
以上