Blender Tips
ちょっとマイナーなTipsを紹介します。
アニメーション中に複数のオブジェクトを消したい
エンプティを作成し、消したいオブジェクトたちの親にします。そしてエンプティのサイズを0にすると、全部消すことができます。
移動・回転・スケールを一時的に変更するためにエンプティを親にすることはよく使われるようです。元のオブジェクトは何も変更されないので扱いやすいからでしょう。
別ファイルからオブジェクトをコピーしたい
Blenderを複数起動すると、複数のファイル間でコピペできます。
ファイルメニューのアペンドでもコピー可能ですが手順が煩雑です。また、アセットブラウザーだと位置がコピーできないです。
値の変更
数値をドラッグして変更できます。下記の0.0
のように一見、入力できなさそうなところも直接入力やドラッグで変更できます。
下記のように入力項目が縦に並んでいるところは、縦にドラッグすると複数項目を同時に更新できます。また、縦にドラッグしたまま横にドラッグしても複数項目を同時に更新できます。
また、複数オブジェクトを選択して、Optionキー(WindowsではAltキー)を押しながら更新すると、まとめて更新できます。
いろいろな変更
数値を入力するところは、Pythonの式も書けるようです。
たとえば、2 * pi
と書くと6.28319
になります。計算した値を入力したい場合は、式そのものを書くとよいでしょう。
数値だけでなく、色もドラッグできます。色をドラッグするとコピペできます。シェーダーエディターで使う機会がありそうです。
ボタンもドラッグして変更できます。たとえば、下記の目のマークをクリックするとオン/オフを切り替えできますが、上から下にドラッグするとまとめてオン/オフを切り替えできます。
1つのオブジェクトに設定したものを複数にリンク(またはコピー)したい
リンク元を選択します。リンク先をShiftを押しながらドラッグなどで複数選択します。このとき、リンク元もリンク先も選択されていてリンク元がアクティブ(オレンジ色の枠)になっています。
オブジェクトメニューの「データのリンク/転送」から下記の項目をリンクできます。たとえば、マテリアルをリンクしたい場合は「マテリアルをリンク」を選びます。
「モディファイアーをコピー」で複数のモディファイアーをまとめてコピーできます。
もし、複数のモディファイアーの一部だけコピーしたい場合は、「Copy Attributes Menu」アドオンを有効化してCtrl + C
の「Copy Selected Modifiers」でできます。
使っていないデータを消したい
Blenderで使っていないデータは、自動で消えることになってますが、残っているときもあるようです。アウトライナーの表示モードはデフォルトで「ビューレイヤー」ですが、「Blenderファイル」や「孤立データ」にすると個別に削除できます。
辺を消したい
通常、辺を選んで「削除」の「辺を溶解」で辺を消すことができます。しかし下図の左のように点が3辺でつながっていると、1つの辺を消すと点そのものが消えてしまいます。このようなとき、面選択モードで消したい辺の両側の面を選び「削除」の「面を溶解」で、点を残して辺を削除できます。
点を辺の延長線上に動かしたい
編集モードで点を選んでG
で動かせますが、さらにG
とすると辺上に拘束できます。ただし、辺の範囲外には移動できません。ここでさらにC
とすると辺の範囲外にも移動できます。まとめると、GGC
で辺の延長線上に動かせます。なおG
とC
はトグルになっています。
ループカットで片方に平行にしたい
Ctrl + R
後に1回クリックした後、E
とすると片方に平行になります。F
で反対側になります。なおE
とF
はトグルになっています。
メッシュの一部の頂点をエンプティに紐付けたい
編集モードで頂点を選択し、Ctrl+H
で「新規オブジェクトにフック」を選びます。
ノーマルの自動スムーズがおかしくなったので直したい
オブジェクトデータプロパティの「自動スムーズ」の角度がdisableになっているとき、「形状データ」の「カスタム分割法線データ」をクリアすると直るかもしれません。
流体シミュレーションの変更が反映されないのを直したい
「タイプ」を「リプレイ」から「すべて」に変えると直るかもしれません。
保存直後に終了しようとすると「保存」を聞かれる
画像が保存されていないとこのようになります。
テクスチャを更新したら、各画像ごとに保存してください。
シームを境界にして選択したい
面選択モードにすることで、L
でシームを境界に選択できます。
モディファイアーを適用できない
リンク複製されていると、モディファイアーを適用できません。
オブジェクトメニューの「関係」→「シングルユーザー化」→「オブジェクトとデータ」を選んでシングルユーザー化すると適用できるようになります。
モディファイアーを適用すると形が変わる
モディファイアーは上から適用しましょう。
複数モディファイアーを持つ複数オブジェクトを一括適用したい
対象を選択してオブジェクトメニューの「変換」→「メッシュ」でできます。
追記
新規作成時に、自動で全般にする
プリファレンスのキーマップのウィンドウで、新規作成のキーマップを削除します。ファイルメニューの新規の全般で右クリックし、新しくショートカットを割り当てます。
もし、全般以外を選びたければ、メニューを使います。
テンキーを使わずに選択をフレームイン
プリファレンスのキーマップの3Dビューの3D Viewで、選択をフレームインのキーマップを削除します。選択メニューの選択をフレームインで右クリックし、新しくショートカットを割り当てます。
毎回行う操作をデフォルトにする
毎回行う操作をした上で、ファイルメニューのデフォルトのスタートアップファイルを保存を選びます。
新規作成時に反映されます。