33
36

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Dockerのvolume問答

Last updated at Posted at 2015-12-11

DockerのvolumeについてQ&A風にまとめてみました。

volumeって何のためにあるの?

  • コンテナのデータは、コンテナが消えると一緒に消えてしまいます。
  • [-v ホストのパス:コンテナのパス]オプションで、ホスト側にデータを持てますが、データの可搬性がなくなります。
  • そこで、コンテナとは別にデータを管理するしくみとして、volumeがあります。

どうやってvolumeを使うの?

下記のようにすれば、自動的に[ボリューム名]のvolumeが使えます。

docker run -v ボリューム名:コンテナのパス イメージ名

data volume container って何?

volumeは、誰にも使われなくなったときに、[--rm]をつけて実行(run)すると、停止時に削除されてしまします。そこで、削除されないように、そのvolumeにヒモ付けたコンテナを作成しておきます。それがdata volume containerとよばれるものですが、普通のコンテナです。

data volume container は何でもいいの?

何でもいいです。busyboxが使われることが多いですが、練習として、最小のイメージを作ってやってみましょう。

mkdir zero
cat << eof > zero/Dockerfile
FROM scratch
ADD _ /
eof
touch zero/_
docker build -t zero zero

このzeroイメージを使って、下記のようにdata volume containerを作成できます。
data volume containerとvolumeの名前は共に、myvolとします。

docker create --name myvol -v myvol:/_ zero _

下記を実行すると、myvolというボリュームができているのが確認できます。

docker volume ls

data volume container を使うといいことあるの?

マウントの指定を使いまわすことができます。volumeを使ってprivate docker repositoryを使ってみようを見てください。

作ったvolumeを使うには?

下記のようにします。

docker run -v myvol:コンテナのパス 使いたいイメージ

例えば、こんな風に。

docker run -it --rm -v myvol:/myvol busybox
cd myvol
touch hello
exit

また、[--volumes-from コンテナ名]とすれば、そのコンテナの全てのボリュームを使うことができます。

volumeのバックアップは?

下記のようにします。

docker run --rm -v myvol:/myvol -v ~:/_ busybox tar cf _/myvol.tar myvol

カレントディレクトリに myvol.tarができます。下記のようにして中味を確認できます。

tar tf myvol.tar

バックアップを戻すには?

別のボリューム(yourvol)に戻してみましょう。最初にdata volume containerを作成しておきます。

docker create --name yourvol -v yourvol:/_ zero _
docker run --rm -v yourvol:/myvol -v ~:/_ busybox tar xf _/myvol.tar 

下記のようにして、yourvolに戻せたことを確認できます。

docker run --rm -v yourvol:/_ busybox ls _

volumeを消したいんだけど?

data volume container(を含む全ての利用しているコンテナ)を消せば、volumeを消せるようになります。

docker rm myvol yourvol
docker volume rm myvol yourvol

なるほど!

Docker の Data Volume まわりを整理するdockerのデータボリュームとそのバックアップ方法も参考にしてください。

volumeを使ってprivate docker repositoryを使ってみよう

private docker repositoryを作成して、イメージをpushしてみましょう。

data volume container を作りましょう

data volume containerであることがわかるような名前がいいです。

docker create --name registryvol -v registry:/tmp/registry busybox

registryサーバ-を起動しよう

公式dockerのregistryを使うとprivate docker repositoryのサーバーを簡単に実行できます。マウントの指定は、先ほどのregistryvolコンテナのものを使います。

docker run --volumes-from registryvol -d --name registry -p 5000:5000 registry

registryサーバーへpushしてみよう

busyboxをregistryサーバーに入れてみましょう。

docker tag busybox localhost:5000/busybox
docker push localhost:5000/busybox

入ったかどうか見てみましょう。

docker run --rm --volumes-from registryvol busybox ls -R /tmp

registryサーバーからpullしてみよう

イメージ名に[サーバー名:5000/]を付ければ同じように使えるようです。

docker pull localhost:5000/busybox
33
36
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
33
36

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?