Blender3.5でJupyterLab

概要

Blender 3.5が出たので、JupyterLabが動くか確認してみました。macOSで試してますが、他のOSでもできると思います。

Blender 3.5とPython 3.10はインストール済みとします。

JupyterLabの準備

Pythonは、3.10.9です。

bash

python -V

ouput

Python 3.10.9

JupyterLabをインストールしておいてください。

bash

pip install jupyterlab

blenderカーネルの準備

blenderカーネル用の仮想環境を作成します。

bash

python -m venv venv

アクティベートします。

bash

. venv/bin/activate

ライブラリーをインストールします。

bash

pip install blender-notebook

Blenderのカーネルを追加します。

bash

blender_notebook install --blender-exec /Applications/Blender.app/Contents/MacOS/Blender

下記のように出ましたが、気にせずに「y」とします。

ouput

Current python interpreter version is not 3.7!
blender_notebook will link pip packages installed in this interpreter to the 
blender embedded python interpreter. Mismatch in python version might cause
problem launching the jupyter kernel. Are you sure to continue?
 [y/N]: y

これでカーネルの準備は終わりです。お手軽ですね。

カーネルの削除（Jupyterでblenderを使わなくなったとき）

カーネルが不要になったら下記のようにして削除できます。

bash

blender_notebook remove --kernel-name blender

カーネルの一覧は下記で確認できます。

bash

jupyter kernelspec list

参考

JupyterLabの実行

JupyterLabを起動します。このとき、「blenderカーネル用の仮想環境」をアクティベートしている必要はありません。

bash

jupyter lab

新規作成でNotebookの「Blender」を選びます。
Blenderが起動します。

Notebookのセルに下記を書くと、モンキーが作成されます。

jupyterlab

import bpy

bpy.ops.mesh.primitive_monkey_add()

単にBlenderを終了しても、自動でBlenderが再起動します。Blenderを終了したいときは、ノートブックのカーネルをシャットダウンしてください。なお、必要ならシャットダウンの前にBlenderのファイルを保存しておいてください。

参考

以上