こんにちは．
Sadmachineです．
UnityによるOculus Quest2用のアプリ開発の第一歩ということで，連載企画です．
今回は第一回 UnityとOculusの設定編です．
Oculus Quest2側の設定はOculus Developer Hubの設定まで行なっていきます．
少しでも参考になりましたらLGTMやフォローをお願いいたします！
目次
- [0. 開発環境](## 0. 開発環境)
- [1. Oculus Quest2側の設定](## 1. Oculus Quest2側の設定)
- [1-1 開発者モードに設定する](### 1-1 開発者モードに設定する)
- [1-1.5 Oculus ADB Drivers のインストール （WindowsPCのみ）](### 1-1.5 Oculus ADB Drivers のインストール （WindowsPCのみ）)
- [1-2 Oculus Developer Hubのインストール](### 1-2 Oculus Developer Hubのインストール)
- [1-3 PCとOculus Quest2の接続](### 1-3 PCとOculus Quest2の接続)
- [2. Unity側の設定](## 2. Unity側の設定)
- [2-1 Target Platformの変更](### 2-1 Target Platformの変更)
- [2-2 Oculus XR Pluginをインストール](### 2-2 Oculus XR Pluginをインストール)
- [2-3 XR Plug-in Managementをインストール](### 2-3 XR Plug-in Managementをインストール)
- [2-4 Minimum API Levelの変更](### 2-4 Minimum API Levelの変更)
- [2.5 Oculus Integrationのインポート](### 2.5 Oculus Integrationのインポート)
- [まとめ](## まとめ)
0. 開発環境
筆者はWindowsとMac両方で開発を行なっております．
環境は以下の通りです．
- Windows 10
- macOS Catalina 10.15.7
- Unity 2019.4.20f1
- Oculus Integration 25.0.0
1. Oculus Quest2側の設定
1-1 開発者モードに設定する
スマートフォンのOculusアプリの設定からその他の設定を選択．
開発者モードがあるので有効にします．
開発者登録をしていない場合は案内に沿って登録します．
（このとき，開発組織のようなものの入力を求められますが適当な名前をつけてOKです）
開発に使用するPCにUSBケーブルを用いてOculus Quest2を接続．
Oculus Quest2側に許可ウィンドウが出るので許可．
1-1.5 Oculus ADB Drivers のインストール （WindowsPCのみ）
https://developer.oculus.com/downloads/package/oculus-adb-drivers/
上記URLからOculus ADB Driversをダウンロード．
zipを解凍したファイルの中に
android_winusb.inf
というファイルがあります．
右クリックをしてインストールを実行．
これでOculus ADB Driversのインストールは完了です．
1-2 Oculus Developer Hubのインストール
Mac : https://developer.oculus.com/downloads/package/oculus-developer-hub-mac/
Windows : https://developer.oculus.com/downloads/package/oculus-developer-hub-win/
上記のURLからダウンロードをしてインストールします．
インストールしたらOculus Developer Hubを起動して，Continueを押しログインなどを済ませてセットアップの完了です．
1-3 PCとOculus Quest2の接続
PCとOculus Quest2を接続すると左のタブにMy Deviceが表示されていればOKです．
これでOculus Quest2側の設定は完了です．
お疲れ様でした．
次項ではUnity側の設定を行なっていきます．
2. Unity側の設定
2-1 Target Platformの変更
File/Build setting/Platform(Androidを選択) → Switch Platform
2-2 Oculus XR Pluginをインストール
Window/Package Manager → Oculus XR Pluginを選択
右下のinstall ボタンを押して，プラグインをインストールします．
2-3 XR Plug-in Managementをインストール
Edit/Project setting/XR Plug-in Management → Oculusにチェックマークを入れる
2-4 Minimum API Levelの変更
Minimum API Level 19 から，Minimum API Level 23 に変更します
Edit/Project setting/Player/Other Setting → Minimum API LevelをLevel23に変更
2.5 Oculus Integrationのインポート
上記URLから，マイアセットに追加 → Unityで開く．
その後，勝手にPackage Managerが開かれOculus Integrationが表示される．
左下のDownloadを押しダウンロードした後，そのすぐ左のImportを押してインポートする．
しばらくするとImport Unity PackageでOculus Integrationが表示されるのでそのままImportを押す．（この処理は結構時間がかかる）
私が実行した時点では2月20日にリリースされたばかりのver. 25.0.0がインポートされました．
インポートが完了すると再起動を促されるので再起動しましょう．
これでUnity側の設定は完了です．
以上でUnityとOculus Quest2両方の設定は完了です．
お疲れ様でした．
まとめ
今回は，UnityによるOculus Quest用のアプリ開発の第一歩 ”UnityとOculusの設定編"ということで，初期設定方法を紹介しました．
備忘録的なまとめですが，誰かの参考になれば嬉しいです．
少しでも参考になりましたらLGTMやフォロー，Twitterでの拡散をしていただければ幸いです．
参考サイト
https://note.com/npaka/n/nc18d61e25c85
https://raspberly.hateblo.jp/entry/OculusIntegrationSetup