これまで
MATLABでYahoo Financeから自動データ収集、移動平均計算、可視化までができた。
アプリの作成
これまで作った機能をまとめてアプリを作成してみた。
MATLABのアプリ開発環境はAppDesignerというのが最近できて、昔のGUIDE機能よりずいぶん使いやすくなった。
GUIの作成画面と
コードを書く画面を
行ったり来たりしやすくなった。
コード量が多くなってくると、ちょっと動きがもっさりしてくるのがイマイチだけど。
あと、コンポーネントブラウザ上でコンポーネントの順番を入れ替えられないのも不便。
コンポーネントが多くなってくると、どこにどのコンポーネントがあるのか探しにくい。
(誰か知ってたら教えて欲しい!)
#作成したアプリ
細かい説明は置いておいて、作成したアプリはこちら。
##左側タブグループ
###チャート
全銘柄リスト(右枠)から銘柄選択したり、社名や株価コードを入力して、ローソクチャートと移動平均を表示。
GUI左下にあるデータアップデートボタンを押すと、Yahoo Financeからデータをスクレイピングして、データを自動的にアップデートしてくれる。
###スクリーニング1
ここは銘柄のスクリーニングを行う画面。時価総額、PER、PBRなどの値と不等号の向き(≧または≦)を設定して、スクリーニングする条件を設定する。社名に含まれる文字列、上場している市場や業種でもスクリーニング可能。スクリーニングされた銘柄は右側タブグループの「スクリーニング」および、中央タブグループの「指標」に表示される。
例えば時価総額1000億以上、PER15以下、PBR0.8以下、EPS200以上という条件を入れて、大企業で利益もあるのに、安値に放置されている銘柄をスクリーニングすると、出てきた銘柄がこちら。
###スクリーニング2
ここがオリジナルで、更に移動平均の連続上昇または連続下降している銘柄、つまり一定方向に継続して値動きしている銘柄をスクリーニングできる。開始日を0、連続継続期間を3~11日に設定して、最終的にスクリーニングされた銘柄が、1662石油資源開発と4631DIC。下はDICのチャートで、継続して上昇が連続していることがわかる。今後も大きな情勢の変化が無ければ、上がることが予想できる。
空売りにも対応しているので、画面のマイナスボタンを押せば、下降している銘柄を抽出することもできる。
##中央タブグループ
###チャート
上にローソクチャート、5, 10, 15日移動平均線を表示する。
下側は、移動平均の5日>10日>15日が継続した日数をPPP、逆に5日<10日<15日が継続した日をNNNとして、その日数と各日の値幅を上昇/下降のエネルギーとみなして表示する。市場がどれぐらいの盛り上がりを持って、上昇または下降しているのかを判断する指標となっている。
###指標
ここにはスクリーニング1で使用する各銘柄の指標がリスト化されて表示してある。
###センチメント
ここは作成中。Webニュースから得た文字列データを使って、ワードクラウドを作成しようと思っている。
以下はテスト中の画面だが、有効なデータを意図したようにふるい分けできていないので、どうでも良い単語ばかりが表示されてしまっている。
※投資判断には一切責任を負いませんので、各自の判断でお願いいたします。
#今後
とりあえずデータ収集~表示までできたので、今後は解析機能を充実させていきたい。