##今回の記事の始まり
右も左もわからない状態でIT業界に飛び込んで3ヶ月。
少しずつ仕事にも慣れてきて、自宅でプログラミングをする時間も増えました。
自宅では【VisualStudio 2010】で VB.net を主に使用しています。
ただ自宅でプログラミングする際に不満な点がありました。
この時に所有していたPCだと VisualStudio を立ち上げるのにも
デバックするのにも、とにかく動作が遅かったのです。
このままだと快適にプログラム作成が出来ないと思い、
この不満をどう解決しようかと考えました。
所有しているPCよりも高いスペックのPCを購入しようかな、
それともPCはそのままで設定だけ変えてみようかな、
なんて考えていましたが、PCの基本的なパーツ構成を知らなかったので、
どこをどう変えればいいのかがわかりませんでした。
そこで思いついたのが、
「そうだ!快適なプログラム作成環境が出来るスペックのPCを自作してみよう!
作りながらPCの基本的なパーツの役割なども覚えていこう!」
と思いつきました。
この思いつきが「IT業界未経験入社の1年目新人プログラマーが自作PC組んでみた。」
の記事を書くきっかけになりました。
##現状のスペックと目標にするスペック
まず私がやったことは、現在所有しているPCのスペックがどれくらいなのか、を見てみることです。
そうすることによって、どのくらいのスペックで不満が出るのかがわかれば、目標とするスペックも立てやすくなるからです。
また、「VisualStudio2010」の最低システム要件を参考にしていきます。
【VisualStudio2010の最低システム要件】
- CPU:1.6GHz 以上
- メモリ:2GB以上
- ハードディスク:空き容量4GB以上
【現在所有しているPCのスペック】
- CPU : intel(R) Celeron(R) CPU B800 @ 1.50GHz 1.50GHz
- メモリ : 4GB
- ハードディスク : HDD 500GB
- OS : Windows7 Home Premium 64bit
【VisualStudioの最低システム要件】に対して現在のスペックだと、動作が遅いので、目指すスペックは各パーツで現在の2倍の性能にしたいと思います。
今回の目的は「プログラム作成環境が出来るスペックのPCを自作」なのでグラフィックはあまりこだわらずに考えたいと思います。
現在と目標で比較をして、【CPU】【メモリ】【ストレージ】【OS】の4つのパーツから、目標にするスペックを調べながら決めていこうと思います。
###【 CPU 】
パソコンの"頭脳"や"心臓"とよく言われている重要なパーツです。
CPUで決めるべき重要な所は[メーカー][クロック数][コア数]です。
-
[メーカー]
大きく分けて【Intel】と【AMD】という2つのメーカーがあります。
【Intel】では、ハイエンドのCore i7、ミドルレンジのCore i5、ローエンドのCore i3と3つのブランドがあり、
さらにその下位にもPentium、私が現在使っている「Celeron」という超低価格ブランドがあります。
【AMD】では、主に「世界初の8コアCPUの[FX]シリーズ」と「グラフィック性能に優れた[A]シリーズ」があります。
性能こそは【Intel】に対して分が悪いですが、内蔵GPU性能(グラフィック性能)が高いという強みもあります。
もしも「グラフィック性能はあまりこだわりがないけど、多少はグラフィック性能が欲しい。」というような場合だと
【Intel】の場合はCPU + グラフィックボードを別に購入するのに対して
【AMD】の[Aシリーズ]は性能の高いGPUが元々内臓されているため、コストパフォーマンスはとてもいいと思います。今回の私はズバリそんな感じなので、【AMD】の[Aシリーズ]を使ってみようと思います。
CPUだけで見ると【Intel】よりかは性能が劣ってしまうので、その分他のパーツでカバーしていきたいと思います。 -
[クロック数]
処理速度の事です。1秒間における処理回数を「GHz」で表されています。1GHzの場合だと処理回数は1秒間に10億回になります。同じブランドのCPU同士であれば「クロック数」の差は性能に直結します。
現在の【Celeron B800】が1.5GHzなので、倍の「3~4GHz」を目標としたいと思います。 -
[コア数]
計算処理を行う「コア」をCPUがいくつ持っているかです。コアの数が多くなると複数のコアが同時に計算するのでCPU全体の処理速度が上がります。
しかも1つのコアに負担をかけすぎないぶん消費電力は下げることができます。CPUの性能を上げるには「クロック数」の差よりも「コア数」の差を重視するといいそうです。
【AMD】では複数のコアをまとめたものを[モジュール]といいます。
現在の【Celeron B800】のコア数は2つなので倍のコア数4つを目標にします。 -
【CPU】の目標とする性能
-
[メーカー] AMD
-
[クロック数] 3~4GHz
-
[コア数] 4
###【メモリ】
メモリの役割は[CPU]と[ストレージ(HDDやSSD)]の間の受け渡しを担当していることがわかりました。
なぜメモリを間に挟むのかというと、[CPU]の処理速度が超高速なのに比べると[ストレージ]の処理速度がかなり遅いため、[CPU]が[HDD]の処理を待っている状態になってしまい、処理が遅くなってしまいます。そこで[ストレージ]に比べるとかなり処理が速いメモリが[CPU]と[ストレージ]の間に入ってデータの受け渡しをしています。
メモリにも[容量]があり、容量が大きいほど受け渡しする量が増えるので処理が円滑になります。
現在所有しているPCのメモリ容量は4GBなので8GBを目標にしたいと思います。
もう1つ、メモリを何枚設置するかも重要です。容量8GBのメモリでも1枚で8GBか4GBのメモリ2枚で8GBかの違いです。2枚設置することをデュアルチャンネルといいます。
[デュアルチャンネル]にすると、2つのチャンネルに同時にアクセスができるようになるので転送速度を高めることができます。
今回は 4GB × 2 の[デュアルチャンネル]を目標にしたいと思います。
- 【メモリ】の目標とする性能
- [容量] 8GB
- [チャンネル] 4GB × 2 のデュアルチャンネル
###【ストレージ】
【OS】やプログラムをインストールしたり、データの保管場所となる記憶デバイスの事をいいます。現在使用している[HDD]とはハードディスクの一種です。
またハードディスクには[SSD]と呼ばれるものがあり[HDD]と[SSD]ではそれぞれに得意な部分と不得意な部分があります。
[HDD]では高回転するディスクにデータを読み書きしており、読み書き速度は速くないですが大容量で値段も安めです。
[SSD]では内蔵しているメモリーチップにデータの読み書きをしており、読み書き速度は速いですが容量は[HDD]に比べると少なく値段も高めです。
今回はOSをインストールするCドライブには高速な[SSD]を。Dドライブには大容量の[HDD]にしたいと思います。
CPUのところでも書きましたが、今回選んだ[AMD]はCPUだけで見ると[Intel]よりかは性能が劣ってしまうので、Cドライブを[SSD]にすることによって少しでもカバー出来るかなと思っています。ちなみに[SSD]の容量については[HDD]があるので、そんなに必要はないので[256GB]を目標に設定します。
- 【ストレージ】の目標とする性能
- 【HDD】 [容量] 1TB
- 【SSD】 [容量] 256GB
###【OS】
OSで悩んでいる事は1つだけで、[windows7]にするか[windows10]にするかだけです。
新しいものを使ってみるか、使い慣れているものを使うかの違いです。
いい方法はないかとネットで調べてみると発見しました!「アップデート」です!
まず[windows7]を購入して、[windows10]にアップデートすることにします。これなら一定期間の間ならいつでも[windows10]から[windows7]に戻すことも出来ますし、値段的にもwindows10を買うよりも安く済むので、[windows7]を購入してアップデートすることにします。
購入予定の【OS】
- Windows 7 Professional 64bit
とりあえず【CPU】【メモリ】【ハードディスク】【OS】の目標にするスペックが決まりました。
しかしこの4つのパーツだけではPCは動きません。
自作をするためには【マザーボード】【電源】【PCケース】【光学ドライブ】が必要なので引き続き目標を決めていきます。
###【マザーボード】
マザーボードという基盤にCPUやメモリなどのパーツがつくことになります。またマザーボードによってつけられるパーツも変わってきます。
例えを出すと、[Intel]のCPUをつけれるマザーボードに[AMD]のCPUはつけることができない、などがあります。なぜかというと、マザーボードにはチップセットというものがあり、このチップセットが[Intel]用のチップセットと[AMD]用のチップセットに分かれているためです。
またマザーボードには規格があり、代表的なものだと、もっとも一般的な[ATX規格]とそれよりも小さめな[microATX規格]があり、大きな違いは拡張性で、もちろん大きいマザーボードのほうが拡張性は高いです。今回自作した後に、少しずつ拡張していきたいと思っているのでサイズは[ATX]にしようと思います。
- 【マザーボード】を選ぶ際の条件
- [チップセット] AMD対応
- [規格] ATX
###【電源】
[電源]とは[電源ユニット]の事を指し、各パーツへ配線を伸ばし電気を送る役目があり、パソコンのコンセントみたいなものです。
電源にも規格が存在し、大きいサイズ用の[ATX12V]や小さいサイズ用の[SFX]があります。今回はマザーボードと同じATX規格の[ATX12V]に使用と思います。
また[電気容量]が決まっており「500W」のように合計出力が表記されています。基本的に300W以下が[ローエンド]、400W~500W位が[ミドルレンジ]、600W~が[ハイエンド]といわれて、ハイスペックなCPUやグラフィックボードを積む場合は[ハイエンド]が基本です。
今回は特別グラフィックボードやハイスペックなCPUを積むわけではないので、標準的な[ミドルレンジ]の電気容量にしようと思います。
- 【電源】を選ぶ際の条件
- [規格] ATX12V
- [電気容量] 400W~500W
###【PCケース】
PCを自作するときにもっともデザイン的に重要なパーツです!もちろんサイズや通気性などもあり機能的にも重要なパーツです。サイズでは基本的に大きい順に[フルタワー][ミドルタワー][ミニタワー]があり一般的に選ばれているのは[ミドルタワー]です。
今回はマザーボードの規格や今後の拡張性も考えて、サイズは[ミドルタワー]に、そして通気性のよさそうなケースにしようと思います。
- 【PCケース】を選ぶ際の条件
- [サイズ] ミドルタワー
- [デザイン] 通気性を重視
###【光学ドライブ】
主にCDやDVDやBDなどの再生や書き込みを行うものです。
[光学ドライブ]に関しては特にこだわりはないので、BDに対応していればいいな、くらいの感覚で選びたいと思います。
- 【光学ドライブ】を選ぶ際の条件
- [光学ドライブ] BD対応
###◆各パーツの目標と条件のまとめ◆
-
【CPU】
-
[メーカー] AMD
-
[クロック数] 3~4GHz
-
[コア数] 4
-
【メモリ】
-
[容量] 8GB
-
[チャンネル] 4GB × 2 のデュアルチャンネル
-
【ストレージ】
- 【HDD】 [容量] 1TB
- 【SSD】 [容量] 256GB
-
【OS】
- Windows 7 Professional 64bit
-
【マザーボード】
- [チップセット] AMD対応
- [規格] ATX
-
【電源】
- [規格] ATX12V
- [電気容量] 400W~500W
-
【PCケース】
- [サイズ] ミドルタワー
- [デザイン] 通気性を重視
-
【光学ドライブ】
- [光学ドライブ] BD対応
これでPCを自作するために必要なパーツ選びの目標と条件が決まりました!
##パーツを購入しに秋葉原へ!
では実際にパーツを購入しに「秋葉原」へ向かってみようと思います!
パーツを選ぶお店は秋葉原の[ツクモEXパソコン館]です。AKB劇場で有名なドンキホーテの隣にあります。
実際に店内に入って周りを見渡すと、パーツパーツパーツ。パーツだらけです!
これは1人では選べないと即座に思い、店員さんに声を掛けました。
「初めてPC自作をするのですが、このくらいのスペックでこのパーツとこのパーツ・・・ゴニョゴニョ」
という感じで相談すると、一緒にパーツ選びを手伝ってくれます!
順調にパーツを選んでいく途中、CPUを選んで次にいこうとしたら店員さんが一言。
「CPUクーラーは買ったほうがいいですよ!」
・・・そうなんですか!!
てっきり[CPU]に元々付属している[CPUクーラー]でいいかなとも思っていたのですが、「冷却性能の違いも性能を左右する」ということを教えていただいたので、店員さんのお勧めを購入することにしました。
そんなこともあり、今日購入する予定だったパーツ + [CPUクーラー] が全部ツクモEXパソコン館で揃いました!
###◆今回購入したパーツはこちら◆
- 【CPU】:AMD A8-7670K 4-core 3.30GHz
- 【マザーボード】:ASROCK FM2A88X Extreme6+ ATX
- 【メモリ】:Crucial CT2KIT51264BA160B [DDR3-1600 4GB×2]
- 【SSD】:Crucial CT250MX200SSD1 256GB
- 【HDD】:Western Digital WD RED NAS 1TB
- 【電源】:helec win+POWER3 550W
- 【CPUクーラー】:虎徹 SCKTT-1000
- 【光学ドライブ】:BD対応
- 【ケース】:COOLERMASTER CMS693KKN1JP
- 【OS】:Windows7 professional
だいたい目標としていた性能のパーツを揃えることが出来ました。
ちなみに全部のパーツを合わせた合計金額は109050円でした!
このくらいのスペックの新品のノートPCの価格を調べてみると、機種にもよりますが大体同じくらいの金額でした。
昔は自作したほうが安かったとよくいいますが、今はそうでもないみたいですね。
##自作PC組んでみた。
次はいよいよ「組み立て」に入ります。
組み立ては今日の店員さんによると色々と繊細な部分があるそうなので、慎重に組みたいと思います!
自作の組み立てといえば、「簡単」「誰でも出来る」とよく言われます。
たしかにその通りで、説明書が読めれば誰でも簡単に組み立てることができます!
1つ1つ組み立てている様子を書いてしまうととても長くなってしまうので
手順と今回起こった問題だけピックアップして書いていこうと思います。
###◆組み立ての手順◆
まず手順としては、
- マザーボードにCPUとCPUクーラーを取り付けます
- マザーボードにメモリを取り付けます
- マザーボードと電源を繋げます
- モニターとキーボードを接続し起動テストをします
- ケースにマザーボードを取り付けます
- ケースにHDD,SSDを取り付け、マザーボードと繋げます
- ケースに光学ドライブを取り付け、マザーボードと繋げます
- 起動します
- OSをインストールします
ここまでで完成とします。
今回の組み立てで問題は2つ起こりました。
###◆発生した問題1◆
まずひとつは【手順1】で早速起こりました。
マザーボードにCPUは取り付けられたのですが、CPUクーラーを取り付ける際に起こりました。
なにが起こったのかというと、CPUクーラーをCPUに取り付けしたのですがとても不安定でグラグラしているのです。
この現象を調べてみるとやはり普通のことではなく、このまま起動するとCPUが熱で壊れてしまうということがわかりました。
なぜこのような現象が起きているのか?を調べてみると、CPUを装着する裏のバックパネルからマザーボードの表面にネジが飛び出していて、そこにCPUクーラーを装着するのですが、飛び出ているネジが長すぎるために、CPUとCPUクーラーの間に2~3mmの隙間が出来てしまっていました。
解決策を一人で考えていても思い浮かばないので、同じ体験をした人がいないか調べてみると、いました!同じ体験をしている人が!
その人がどうしたかをみてみると、ネジの長さを短くするためにバックパネルとマザーボードの間に、CPUクーラーに付属していた薄いクッション素材を挟ませることによって解決したようです。
マザーボードとバックパネルの間にクッション素材なんていれて大丈夫なのかな?と思い、マザーボードの裏側のバックパネルの部分を確認してみましたが、突起などもなく大丈夫そうなのでクッション素材を間に入れました。
すると長かったネジは縮み、CPUクーラーはちゃんとCPUに密着し、安定するようになりました!
これで1つ目の問題が解決しました。
###◆発生した問題2◆
2つ目の問題は【手順4】の起動テストで起こりました。
そもそも起動テストとは、CPUとメモリとマザーボードの最小構成で電源を入れ、画面にBIOSが出力されるか?のテストです。やる意味としては、全部組み立ててから起動して問題が発生した場合にどこが悪いかわからなくなってしまうために、まずは最小構成で起動テストを行うのです。
今回の問題の内容は、この起動テストで画面にBIOSが出力されないことです。ただCPUクーラーのファンは回っているので、マザーボードに電力は伝わっているみたいです。
ということは、考えられる原因はメモリかCPUにあると思い、その周辺をよく観察していると原因を発見しました!
電源からCPUに電力を送る線が接続するのを忘れていて、CPUが動いていないためでした。
きちんと原因の線を接続してあげると、ちゃんと起動し画面にBIOSが表示されました。
今回起こった問題の2つは無事に解決することが出来、手順に記載した作業は無事に完了することが出来ました。
ちなみにWindows7からWindows10へのアップデートは別の記事にまとめてあるので、貼っておきます!
IT業界未経験入社の1年目新人プログラマーが Windows10 にアップデートしてみた。
##はたして目的は達成されたのか?!
一番最初に決めた目的【プログラム作成環境が出来るスペックのPCを自作】は果たして達成されているのか?!
どのくらい性能が上がったのかを見えるようにするためにベンチマークをとって前のPCと比較してみます。
ちなみに注目すべき数値は[CPU]と[ストレージ]です。
理由として[CPU]は今回私自身初の「AMD」ということでどれくらいの数値が出るのかが気になります。もしかしたら前に所有していたPCのCPU[intel Celeron B800]よりも低いかも?しれないので少しドキドキです。
[ストレージ]は今回のスペックをあげるポイントとして「SSD」を選んだのもあってどれくらい数値が上がっているのかが気になります。
今回のベンチマークのソフトは【CrystalMark 2004R3】を使用してベンチマークをとっていきます。
###◆ベンチマークでの比較◆
それでは前に所有していたCPUがCeleron(B800)のPCから早速ベンチマークをとっていきます。
基本的に5回計測し、平均的な数値を比較してみます。
7つの数値が出てますが、どれがなんの数値なのかを見ていきたいと思います。
- 【Mark】ベンチマークの合計の数値です。
- 【ALU】CPUの整数演算速度の数値です。
- 【FPU】CPUの浮動小数点演算速度の数値です。
- 【MEM】メモリ性能に関する数値です。
- 【HDD】ハードディスク性能に関する性能です。
- 【GDI】2Dグラフィック性能に関する数値です。
- 【D2D】2Dグラフィック性能に関する数値です。
- 【OGL】3Dグラフィック性能に関する数値です。
【Mark】,【ALU】,【FPU】,【HDD】の数値で、自作したPCがどれくらい性能が上がったかを比較していきます。
はい。2つのベンチマークが揃いました。
では【CPU】と【HDD】のベンチマークを比較していきます。
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【ALU】
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Before:16718
-
After :26232
-
【FPU】
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Before:13507
-
After :24813
-
【CPU合計】
-
Before:29685
-
After :51045
上の比較を見ても、自作したPCのCPU性能は大きく上がっていることがわかります。【CPU合計】を見てみると、Beforeから「21360」も数値が上昇しています。
- 【HDD】
- Before:7709
- After :44216
HDDとSSDの比較なので当たり前ですが、上の比較を見るとHDDの数値が「36507」と、とても上昇していることがわかります。最初に想定した通りの結果にすることができました。
ちなみに【CPU】のベンチマークですが、この比較だけ見るととても数値が上がってますが、他のintelと比べるとどうでしょうか?
同じ価格帯の【core i3 2120】と比べてみます。
-
【core i3 2120】
-
ALU :47222
-
FPU :47979
-
合計: 95201
-
【A8-7670】
-
ALU :26232
-
FPU :24813
-
合計:51045
...調べた通り、IntelとAMDのCPUを比較するとAMDのCPUの性能の方がやはり低いです。
今回は事前にそのことは調べてあったので、ストレージをHDDからSSDに変更し、ベンチマークも大幅に上げることが出来ました。
パーツ選びの際に前に所有していたPCに比べて、各パーツのスペックを2倍に設定していましたが、ベンチマークの合計値も約2倍になりました。これだけあがれば「快適なプログラム作成環境」は作れるのではないでしょうか?
実際にVisualStudio2010を起動して”hello world!”をデバックしてみましたが、起動速度もデバックも前のPCに比べると速くなっているのが体感できました。
これで「所有していたPCだと VisualStudio を立ち上げるのにもデバックするのにも、とにかく動作が遅かったのです」という
不満も解消することが出来ました!
目的にしていた「快適なプログラミング作成環境が出来るスペックのPC自作」は達成されました。
また今回の自作の経験により、各パーツの役割も学ぶことが出来ました。
今回の記事のまとめに入りたいと思います。
##まとめ
- 自作をすることにより[CPU]や[メモリ]などの役割や[HDD]と[SSD]の違いがわかりました。
- 今回かかった額は約11万円でした。購入しても自作しても金額的にはあまり変わらないことがわかりました。
- 各パーツの性能を2倍に設定することによってベンチマークも2倍の数値になり、性能と比例して数値が上昇することがわかりました。また各パーツの性能を上げることにより快適なプログラム作成環境を作ることが出来ました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
以上、「IT業界未経験入社の1年目新人プログラマーが自作PC組んで見た。」でした。