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【60%キーボード】キーボードの約半分は肩凝りを生み出す不要なキーである

Last updated at Posted at 2023-10-18

エンジニアは肩こりや腰痛、手首の痛みと闘っている

エンジニアに限らずVDT業務に従事している方ならそうかと思いますが、肩こりや腰痛、タイピングによる手首の疲れ、中にはお尻の痛みなど…

座り仕事であるものの、身体へのダメージもそれなりにあるものです。

肩こりは目の疲れからくるものもあるかと思いますが、単純に姿勢のせいで凝っているということも勿論あるかと思います。

そんな貴方におすすめしたいのが60%キーボードです。

60%キーボードって?

PCを購入すると付属するような以下のような形のキーボードを「100%キーボード」と呼びます。
image.png

そしてこのキーボードから以下のキーをなくしたものが「60%キーボード」と呼ばれるキーボードです。

  • ファンクションキー

  • テンキー

  • Page up 等のキー

  • 矢印キー

(一部特殊な配置になっているキーボードではPage up 等のキー及び矢印キーが存在するものもあります)

以下の画像のようなキーボードだと思っていただければ問題ないです。
image.png

そもそも100%キーボードは無駄が多い

100%キーボードを使っている方のうち、テンキーを活用している方はどれぐらいいるでしょうか。
数字の入力にテンキーを使うことはそう多くないと思います。
Page up 等も同様に、頻繁に使っている方はあまりいないと感じます。
(テンキーで入力する機会がとても多い方はテンキーのみのキーボードを使用されているかと思います。)

ファンクションキーや矢印キーについては活用されている方も多いかと思いますが、この二つについては後述するタイプ方法の方が負荷が少ないです。

テンキーは特に無駄が増える

テンキーは使用しなくてもキーボードに存在するだけで、かなり無駄が増えます。

右手をキーボードからマウスに移動させる距離がテンキーの分増えるからです。

同様に、Page up 等のキーについても、当然60%キーボードと比べてキーボード本体が横方向に長くなる原因となっています。

また、テンキーを使用している場合も、ホームポジションから右手を大きく動かす必要があり、腕に負担がかかります。

テンキーまで右手を移動させる際にキーボードを見て確認している場合は、首にも負担がかかりますし、確認している時間が無駄です。

キーボード上部の数字キーを使用すればホームポジションを大きく崩すことなくタイプが可能ですので、手の動きも少ないですしホームポジションの状態からタイプ可能なため、目視での確認も必要ないです。

テンキーがないキーボードとテンキーがあるキーボードでどれだけマウスが遠くなるか想像してみてください。おそらく15cm程度マウスの位置が異なるのではないでしょうか。

Page up 等のキーも同様

Page up 等のキーも多くの100%キーボードでは横並びに3キー分の幅で作られているかと思います。

つまりこれらのキーも存在しないキーボード(もしくは縦一列になっているキーボード)を使用することで、テンキーの分と併せて25cm~30cm 程度のスペースの削減が可能です。

一日にキーボードとマウスを持ち帰る回数を数えたことはない方が大半かと思いますが、かなりの数であることは想像できると思います。

その回数分 x 30cm x 2回(往復分)の動作が手から
テンキー入力を行う際にキーボードを見て確認している方はその分の動きが首と眼から

それぞれ負担が減ることになります。

これだけでも会社支給のキーボードは全て60%キーボードになるべきだと思いますし、学校の授業で使用するキーボードは60%キーボードであるべきだと思います。

そもそも仕事で使用する機会の多いであろうノートパソコンにはテンキーが存在しないことがほとんどだと思います。テンキーは必要ないキーだということです。

ファンクションキーについて

ファンクションキーについては60%キーボードになると存在しないキーボードが多いと思いますが、Fnキーと数字キーを組み合わせることで入力が可能となっています。

ファンクションキー単体で存在するキーをタイプしにいくよりも、Fnキーと数字キーを同時押しする方が手の移動は少ないです。

(ファンクションキーは流石に欲しい! という方は80%や75%のキーボードをおすすめします。)

縦方向にキーボードが大きくなる分にはそこまで影響は大きくないと思うので、ファンクションキーの使用頻度に合わせて選ぶと良いかと思います。

矢印キーについて

矢印キーは単独で欲しいという方も多いと思いますが、
矢印キーが存在しないキーボードでは、ファンクションキーと同様に、Fnキーと他のキーの同時入力で矢印キーと同様の入力を行います。
この入力方法のメリットは、

右手の小指を酷使する必用がなくなることです。

矢印キーが存在しないキーボードの多くは、Fnキーとwasdキーや、dfjkキーあたりの同時押しで矢印キー入力になっているかと思います。
その方法で入力する場合、使用する指はFnキーを押す親指と、小指以外の指になります。

これにより小指という普段あまり負荷をかけない指への負荷を他の多くの指へ分散することができます。

特に小指は酷使すると手の外側の筋が痛くなることもあるため、他の9本の指に負荷を分散するとかなり楽に感じます。

無駄なキーを省くとどうなるのか

無駄なキーを省いた結果、キーボード自体も小さくなりマウスとの距離も近くなり、タイピング中ホームポジションから手を大きく動かすことも減りました。

余談ですが、この60%キーボードというのは、エンジニアや文章書きの方々に愛用者の多いHHKBと同じサイズ感になります。
愛されている理由の一つであると思います。

机が広い場合は60%キーボードを二つ並べて使うだけで肩こりがさらに改善される。

タイピングするとき、キーボードを身体の中央に合わせて配置すると、両肩が内側に入る腕の配置になります。

その問題を解消するのが、左右分離キーボードと呼ばれるものです。

市販品であれば

など。

自作キーボードでは

Mint60やcorne cherry などがその部類ですね。

左右分離キーボードを使うでももちろん問題ないのですが、需要が少ないためか、通常のキーボードと比べ非常に高価なものが多いです。
(市販品で約2万円、自作キーボードだと3万円~程度)

60%キーボード二つ並べれば半額以下で同様の効果が得られます。

さらにいざというときは普通のキーボードとしても勿論使えますし、単純にキーボード二つあるので、分離キーボードに飽きたら別の場所にひとつ持って行くことも可能です。

また、分離キーボードでは非常に入力しづらい

電話対応や紙媒体の資料を持ちながらの入力など、片手で入力しなければならない状況にも対応可能です。

HHKBを二つ並べて使用しているような強者な方もいらっしゃいますね。

机が広くなることで置けるものが増える

60%キーボードにすると机がかなり広く感じると思います。

そのスペースにリストレストを設置しましょう。

リストレストはこちらの製品がおすすめです。

私はこの製品を4つ、5年ほど愛用しています。
(全然壊れないしへたったりしてません。さすがエレコム製品)

置き方は左右の腕を乗せる机の角あたりにそれぞれ一つ、キーボードの手前に一つ、右ひじの下に一つです。

机の角に置いている二つは両腕の負担を軽減します。角に当たる痛みも軽減されます。
キーボードの手前に置いているリストレストはキーボードに対して手首が反り返ることを防ぎます。

腕をリストレストに乗せていることでキーボードまで肘から手首がまっすぐになり、手首の負荷がかなり減ったと感じます。

もう一つ、右ひじ置きに設置していますが、オフィスでもローセンシな私にはピッタリの配置です。
マウス手前だと邪魔ですし、マウス操作時は右手首が浮く形になるので、肘エイムが可能です。 手首への負荷が軽減されるのはもちろん、マウス操作がより正確になり、無駄な動きが減ります。

可能な場合はキーボードとマウス両方カバーできるサイズのデスクマットを敷くともっと楽になる

値段は高いですが、大きめのゲーミングマウスパッドなどでも問題ないです。
固いものではなく、少しフカフカなものを選びましょう。

無地以外でも大丈夫な方はカードゲーム用のプレイマットなどで探すとおしゃれなものや人気キャラクターのものなど様々なデザインがあります。

できるだけ仕事以外で疲れないように

仕事で疲れることは仕方ない部分もあるので、仕事以外の姿勢であったりPC操作そのもので疲れないようにしましょう。
ちなみに一番の肩凝り対策は腕立て伏せだと思います。

andmore...

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