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checkinstall, ccacheを用いてUbuntuにソフトウェアをインストールする方法

Last updated at Posted at 2016-07-28

checkinstall, ccacheを用いて、自前でmakeしなければならないソフトウェアをUbuntuにインストールする方法について紹介します。

#利点

  • checkinstallを使ってインストールを行うと、APTのパッケージの1つとして扱われるため、ソフトウェアの管理がしやすくなります。
  • ccacheを使用すると、コンパイル時のデータがキャッシュされるので、2回目以降のコンパイルが高速化されます。

#必要なパッケージのインストール

  1. sudo apt install checkinstall ccacheを実行し、必要なパッケージをインストールします。
  2. 以下のように/usr/local/bin/ccache-gccを作成します。
#!/bin/bash

ccache gcc $@
  1. 以下のように/usr/local/bin/ccache-gxxを作成します。
#!/bin/bash

ccache g++ $@
  1. sudo chmod +x /usr/local/bin/ccache-g*コマンドを実行します。
  2. echo "export CC=\"/usr/local/bin/ccache-gcc\"" >> ~/.bashrcを実行し、C言語のコンパイル時にccacheを使用するよう設定します。
  3. echo "export CXX=\"/usr/local/bin/ccache-gxx\"" >> ~/.bashrcを実行し、C++のコンパイル時にccacheを使用するよう設定します。
  4. source ~/.bashrcを実行し、設定を反映させます。

#ソフトウェアのインストール

  1. ソフトウェアをダウンロードし、適当なディレクトリに展開します。
  2. 端末を起動し、カレントディレクトリを解凍したディレクトリに移動します。
  3. ./configure CFLAGS="-O3" CXXFLAGS="-O3"を実行します。
    ※エラーになる場合には適宜オプションを外してください。
  4. make -j $(grep -c ^processor /proc/cpuinfo)を実行します。
  5. sudo checkinstallを実行し、ソフトウェアをインストールします。

#参考文献

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