Ubuntu Makeについてまとめてみます。
#Ubuntu Makeとは
Ubuntuでは、Ubuntu自体のリリースに合わせてパッケージが更新される場合がほとんどです。これは、新しいバージョンのUbuntuがリリースされるまでパッケージが更新されないということを意味し、最新の環境を求められることが多い開発環境においてはマイナスとなります。
そこで、Ubuntuのパッケージ管理システムであるAPTとは独立した形で、最新の開発環境をインストール・管理するためのツールとしてできたのがUbuntu Makeです。
#Ubuntu Makeのインストール
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【Ubuntu 14.10以前のバージョンのみ】
以下のコマンドを入力し、PPAを追加します。
sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-desktop/ubuntu-make
sudo apt update
- 以下のコマンドを入力し、Ubuntu Makeをインストールします。
sudo apt install ubuntu-make qemu-kvm
#Ubuntu Makeの使い方
Ubuntu Makeのコマンド名はumake
です。
基本的にumake {フレームワーク名} {オプション}
といった感じで指定します。フレームワークが開発環境の大雑把なくくり、オプションが具体的な開発環境、といった理解で良いかと思います。フレームワーク名やオプションについては、umake --help
で確認してください。
#インストール
Visual Studio Codeをインストールする場合を例に取ると、次のようになります。
umake ide visual-studio-code
#アンインストール
末尾に-r
オプションを付加します。
Visual Studio Codeをアンインストールする場合を例に取ると、次のようになります。
umake ide visual-studio-code -r
#参考文献
第372回 Ubuntu Makeで簡単にAndroid開発環境を構築する:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社