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MeCabの出力フォーマットを指定する方法

Last updated at Posted at 2018-02-03

MeCabの出力フォーマットを指定する方法についてまとめます。

出力フォーマット指定方法 (正攻法)

##オプション

オプション 指定するもの
-F, --node-format 通常の形態素の出力フォーマット
-U, --unk-format 未知語形態素の出力フォーマット
-B, --bos-format Headerの出力フォーマット
-E, --eos-format Footerの出力フォーマット

##オプションに与える文字列
MeCab: Yet Another Japanese Dependency Structure Analyzerをご覧ください。
なお、%f[N]の指定方法についてはMeCab辞書について | Yuta Hayashibeを参考にすると良いかと思います。

##例

$ echo "本日は晴天なり。" | mecab -F "%m\n"
本日
は
晴天
なり
。
EOS

出力フォーマット指定方法 (バッドノウハウ)

IPAdicの場合、上記の方法で出力フォーマットの変更が可能です。
しかし、それ以外の辞書 (-d {辞書のパス}オプションで指定) の場合、上記の通りにオプションを指定しても、出力フォーマットは変更されない__かと思います。
これはMeCabのバグに起因するものであり、
-O ""をオプションとして付与する__というバッドノウハウを用いることで解消されます。

$ echo "本日は晴天なり。" | mecab -d /var/lib/mecab/dic/unidic -O "" -F "%m\n"
本日
は
晴天
なり
。
EOS

なお、この方法はMeCabのPythonバインディングの1つであるnatto-pyにおいても用いることが可能です (natto-py 0.9.0以降のみ)。

#関連リンク

#参考文献

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