はじめに
YouTube関連の案件が続いたこともあり、GASの拡張サービスを利用し、YouTube Data APIを使用するための設定についてまとめておきます。当方で受ける案件の多くはトリガーの設定はもとより、各種設定は原則としてクライアント様にて実行していただくことが多いです。
本記事は主に当方クライアント様に向けたマニュアルを再編集した内容となります。もちろん、GAS初心者の方も参考になると思います。なお、本記事にて使用している画面のキャプチャは執筆時点のものとなります。1
拡張サービスを使用するため、API KEY
の取得や設定は不要です。
設定方法
以下の設定は原則として当該プロジェクトの管理者様にて行うことを前提としています。編集権限を持ったユーザーでも設定可能ですが、管理者が行うほうが何かと都合がよろしいかと思います。
1. スクリプトエディタ画面を開く
当該案件のメインUI、恐らく9割方はスプレッドシートになると思いますが、上部メニューの拡張機能よりApps Scriptを選択します。
2. サービスからYouTube Data API を追加
スクリプトエディタ画面の左側に「サービス +」という項目がありますので、その項目をクリックします。
以下のようなモーダル画面が表示されます。利用可能な拡張サービスリストの下の方に「YouTube Data API v3」という項目がありますので、選択します。その他の項目につきましては特別変更する必要はありません。
補足ですが、項目内のドキュメントをクリックすると、GASリファレンスのYouTube Serviceへジャンプします。YouTube Data API v3の公式リファレンスではありませんのでご注意ください。
追加ボタンクリックで左側メニューの下部にYouTubeが追加されます。拡張サービスとしてYouTube Data APIが利用可能となります。
YouTubeが追加されていない場合は設定をやり直してください。
設定は以上となります。
最後に
GASの拡張サービスを利用することで、UrlFetch
からAPIを叩くよりも簡単にAPIへのリクエストが可能になります。もちろん、提供されているものに限定されますが、どのような拡張サービスが提供されているのか確認してみるのもよいかと思います。
なお、新たに拡張サービスを追加した場合、その後の最初のスクリプト実行時に、アクセス権限の確認リクエスト(実行承認プロセス)画面が表示されると思います。
拙記事ですが、以下を参考にして実行承認を行ってください。
誰かのお役に立てれば幸いです。
[参考・引用]
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Magicodeから記事移動後、若干の文言修正をしています。 ↩