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AWS DefaultのVPCにプライベートサブネットを作る

Last updated at Posted at 2020-01-25

AWS DefaultのVPCにプライベートサブネットを作る

概要

初心者向けの記事です。
わりとニッチなニーズですが、初心者への説明用に作成しています。

AWSを使い始めて最初の頃はDefaultのVPCを使うことが多いと思います。
ですが、最初から用意されているDefaultのサブネットはインターネットに公開されています。
なので、DBや個人情報の格納されたサーバはDefaultのサブネットに配置するのは避けた方がいいです。

本当は、VPCの作成がわかるならきちんとVPCから設計すればいいですが、わからない方はそのままDefaultに構築しがちです。
今回の記事はそんな時の為のやり方になります。

各所に例>の記載があると思います。
全くの初心者であれば例の通りに入力してみてください。

前提

東京リージョンであること。

やり方

ルートテーブルの作成

(1) VPC設定画面を開く

マネジメントコンソールにサインインして、メニュー画面よりVPC設定画面へ移行します。
WS000077.JPG

(2) ルートテーブル設定画面を開く

「ルートテーブル」をクリックします。
WS000102.JPG

(3) ルートテーブルの作成

「ルートテーブルの作成」をクリックします。
WS000095.JPG

(4) 名前タグ

名前タグに任意の名前を入力します。
例>RT-Default-Private
WS000096.JPG

(5) VPC

VPCの欄をクリックし、表示された一覧からDefaultを選択します。
WS000097.JPG

(6) 作成

作成をクリックします。
WS000098.JPG

(7) 確認画面

ルートテーブルIDのリンクをクリックします。
WS000099.JPG

(8) 作成したルートテーブルを確認

手順の通りに構築できているか、確認してください。
WS000100.JPG

サブネットの作成

全てのアベイラビリティゾーンにサブネットを作る場合は、(1)~(16)を3回繰り返します。
3回繰り返せば、Defaultにもともと存在するサブネットと同じ数のプライベートサブネットが作成できます。

(1) VPC設定画面を開く

マネジメントコンソールにサインインして、メニュー画面よりVPC設定画面へ移行します。
WS000077.JPG

(2) サブネット設定画面

「サブネット」をクリックします。
WS000078.JPG

(3) サブネット作成開始

「サブネットの作成」をクリックします。
WS000080.JPG

(4) 名前タグ

「名前タグ」に任意の名前を付けます。
私の場合は、「default-Private-notheast-1a」のように付けました。
次の項目で出てきますが、選択するアベイラビリティゾーンによって名前を変えれば、見ただけでどこのアベイラビリティゾーンにいるのかがわかって、後が楽になります。
例>
1回目 ・・・ default-Private-notheast-1a
2回目 ・・・ default-Private-notheast-1c
3回目 ・・・ default-Private-notheast-1d

WS000081.JPG

(5) VPC選択

VPCはDefaultを選択します。
WS000083.JPG

(6) アベイラビリティゾーン

アベイラビリティゾーンを選択します。
例>
1回目 ・・・ notheast-1a
2回目 ・・・ notheast-1c
3回目 ・・・ notheast-1d

WS000087.JPG

(7) IPv4 CIDRブロック

以下の早見表のいずれかを選んでIPv4 CIDRブロックに入力します。
ただ、恐らく172.31.0.0/20、172.31.16.0/20、172.31.32.0/20は使用済みだと思いますので、使用できるのは172.31.48.0/20以降になるはずです。

例>
1回目 ・・・ 172.31.48.0/20
2回目 ・・・ 172.31.64.0/20
3回目 ・・・ 172.31.80.0/20

WS000089.JPG

早見表
IPv4CIDRブロック 開始アドレス 終了アドレス 使用可能IP数
172.31.0.0/20 172.31.0.1 172.31.15.254 4096
172.31.16.0/20 172.31.16.1 172.31.32.254 4096
172.31.32.0/20 172.31.32.1 172.31.47.254 4096
172.31.48.0/20 172.31.48.1 172.31.63.254 4096
172.31.64.0/20 172.31.64.1 172.31.79.254 4096
172.31.80.0/20 172.31.80.1 172.31.95.254 4096
172.31.96.0/20 172.31.96.1 172.31.111.254 4096
172.31.112.0/20 172.31.112.1 172.31.127.254 4096
172.31.128.0/20 172.31.128.1 172.31.143.254 4096
172.31.144.0/20 172.31.144.1 172.31.159.254 4096
172.31.160.0/20 172.31.160.1 172.31.175.254 4096
172.31.176.0/20 172.31.176.1 172.31.191.254 4096
172.31.192.0/20 172.31.192.1 172.31.207.254 4096
172.31.208.0/20 172.31.208.1 172.31.223.254 4096
172.31.224.0/20 172.31.224.1 172.31.239.254 4096
172.31.240.0/20 172.31.240.1 172.31.255.254 4096

(8) 作成完了

「作成」をクリックします。
WS000085.JPG

(9) 確認画面

サブネットIDのリンクをクリックします。
WS000091.JPG

(10) 作成したサブネットを確認

手順の通りに構築できているか、確認してください。
WS000092.JPG

(11) ルートテーブルの関連付け

「アクション」から「ルートテーブルの関連付けの編集」を選択します。
WS000103.JPG

(12) ルートテーブルIDの選択

ルートテーブルIDの欄をクリックし、表示された一覧から作成したルートテーブルを選択します。
例>RT-Default-Private
WS000106.JPG

(13) 保存

「保存」をクリックします。
WS000107.JPG

(14) 確認画面

「閉じる」をクリックします。
WS000108.JPG

(15) ルートテーブルの確認

「ルートテーブル」タブをクリックします。
WS000110.JPG

(16) ルートテーブルの確認

送信先が「0.0.0.0/0」となっているルートテーブルがないことを確認します。
WS000111.JPG

作成後の注意

プライベートサブネットはそのままではSSHなどの接続はできません。
DefaultのサブネットにあるEC2などを踏み台としてログインしましょう。
また、そのままではインターネットに接続できません。必要に応じてNATゲートウェイなどを構築してください。

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