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WSLへのHaskellのインストール並びにVisual Studio Codeの環境設定

Last updated at Posted at 2018-11-05

WSLへのHaskellのインストール

by Shuichi Ohtsu

ビデオ解説(日本語)
https://youtu.be/FLqdj87pE9U

ビデオ解説(英語)
https://youtu.be/aC3-Ur-mNM0


動作環境

_WSL(Windows Subsystem for Linux)_にインストールされたUbuntuにHaskellをインストールする方法をご紹介いたします。

Haskellは、関数を中心にしてプログラムを組み立てる、プログラミング言語です。

Haskellの概要や文法については、Referenceをご覧ください。


Ubuntuのアップデート

まずWSL上のUbuntuを開きます。

まず、sudo apt updateを実行し、更新情報を取得します。


次に、sudo apt upgradeを実行し、システムを更新します。


Haskellのインストール

最初にコマンドラインから cd /mnt/cと打ち込んでWindows Cドライブに移動します。

次に、 lsと打ち込んでCドライブの内容を表示してみます。


次に、特定のディレクトリにHaskell用のディレクトリを作成します。

ここでは __myprgディレクトリにHaskellという名前のディレクトリを作成しました。

次に、_Haskell_をインストールします。

sudo apt install haskell-platformと入力します。


Stackのインストール

次にStackもインストールしておきます。

Stackは、Haskellのプロジェクトの新規作成、ビルドなどを行うツールです。

sudo apt install haskell-stackと入力します。


Visual Studio Codeの環境設定

次にHaskellのプログラムの編集を行うための、エディタの環境を調えることにします。

コマンド・ラインでcode .と入力してVisual Studio Codeを起動します。


まず、左側の_拡張機能_アイコンをクリックし、検索ボックスにHaskellと入力します。


すると検索結果に_Haskell Syntax Highlighting_が表示されますので、_インストール_をクリックします。


_Haskell Syntax Highlighting_の解説ページが表示されましたら、再読み込みしてアクティブにする をクリックして、有効にします。


次にターミナル・ウィンドウで_bash_を利用できるように、設定を変更します。

control + ,を入力して、_Settings_ページを表示します。

そして、検索ボックスにterminal.integratedと入力します。

_setting.jsonで編集_が表示されますので、これをクリックします。


すると右側に、ユーザー設定の内容が表示されますので、

"terminal.Integrated.shell.windows": "C:\\Windows\\sysnative\\bash.exe",

と入力し、このファイルを保存し、VS Codeを一旦終了します。


コマンド・ラインに戻り、code .と入力して、VS Codeを再起動します。


Haskellプログラムの実行

VS Codeが開きましたら、control + @キーでターミナル・ウィンドウを開きます。

_bash_が有効になっているのがわかります。


次に、簡単なHaskellプログラムを作成して、起動のチェックを行います。

VS Codeで、hello.hsというファイルを新規作成し、

main = putStrLn "Hello, World!"

と入力して、保存します。


次に、ターミナル・ウィンドウで、

ghc hello.hs -o hello03

と入力します。

ghc はコンパイラであり、_hello03_コンパイルにより生成される実行ファイル名です。


次にこれを実行します。

./hello03と入力します。

Hello, World!が出力されました。

OKです。


次に、出力ファイルを指定しないで、そのまま実行してみます。

runghc hello.hsと入力します。


Hello, World!が出力されました。

OKです。

Haskellのインストールを確認することができました。


 

Reference

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