0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

「情報セキュリティの基礎大全」~攻撃手法・マルウェア・用語まとめ完全版~

Last updated at Posted at 2025-04-20

はじめに

情報セキュリティの世界では、ウイルスや詐欺行為などのサイバー脅威が日々進化しています。
この記事では、マルウェアの種類・攻撃者の手口・防御手段・セキュリティ関係者の分類などを体系的にまとめ、重要用語を網羅的に解説します。


1️⃣ マルウェアとは?その分類と特徴

マルウェアとは「Malicious Software(悪意のあるソフトウェア)」の略で、ユーザーに被害を与えるプログラム全般を指します。
以下は主なマルウェアの種類とその特徴です。

分類 用語 概要
自己増殖型 ワーム ネットワークを通じて自己増殖し、他のPCに感染を広げる。
潜伏型 トロイの木馬 無害なソフトに見せかけて、裏で悪意ある処理を行う。
ルートキット OSの深部に潜み、他のマルウェアの存在を隠す。検出困難。
遠隔操作型 RAT 感染したPCを遠隔操作するトロイの木馬型マルウェア。
BOT 攻撃者の指令で動く「操り人形化」された感染端末。
ボットハーダー 複数のBOTを操作する攻撃者(指令役)。
情報収集型 キーロガー キーボード入力を記録してパスワードなどを盗む。
スパイウェア ユーザーの行動や個人情報を密かに収集する。
金銭要求型 ランサムウェア ファイルを暗号化し、解除のために金銭を要求。
感染経路特化型 ガンブラー 改ざんされたWebサイト経由で感染させる。
オフィス文書型 マクロウェア WordやExcelのマクロ機能を悪用し感染させる。

2️⃣ 攻撃者の手法・悪用技術

マルウェアだけでなく、攻撃者は心理やシステムの隙を突いて侵入してきます。

用語 概要
バックドア 攻撃者がこっそり作る不正アクセス用の“裏口”。
なりすまし 他人になりきってログイン・情報取得する。
クラッキング 他人のPCやサーバーを不正侵入・破壊する行為。
ソーシャルエンジニアリング 人間の心理を利用してパスワードや情報を盗む。
セキュリティホール システムやソフトウェアの未修正の脆弱性。
フィッシング 本物そっくりの偽サイトで情報を盗む詐欺。
ゼロデイ攻撃 開発元も気づいていない脆弱性を即座に突く攻撃。
DDoS攻撃 複数の端末から同時にアクセスし、サービスを妨害。
ブルートフォース攻撃 パスワードを総当たりで解読。
辞書攻撃 よく使われる単語でパスワードを推測。

3️⃣ セキュリティ技術・対策手法

用語 概要
ファイアウォール 通信の出入りを制御する“防火壁”。
IDS(侵入検知) 不正アクセスを検出して通知。
IPS(侵入防止) 不正アクセスを検出し、遮断も行う。
多要素認証(MFA) パスワードに加えてスマホなど複数の認証を要求。
ゼロトラスト 全てを信用せず、常に認証・検証するセキュリティ設計。
サンドボックス 危険なプログラムを仮想空間で安全に実行・検査。
バックアップ データを別環境に保存し、被害時に復元可能にする。

4️⃣ ハッカーの分類と特徴

分類 用語 概要
悪意ある攻撃者 クラッカー システムに不正侵入して破壊・盗聴などを行う。
未熟な攻撃者 スクリプトキディ 既製のツールで攻撃する技術力の低い攻撃者。
正義のハッカー ホワイトハッカー セキュリティ診断など、善意で活動する専門家。

5️⃣ その他:現代のセキュリティ事情

用語 概要
インシデント セキュリティに関わる事故やトラブル。
情報漏えい 本来守るべきデータが外部に漏れること。
情報倫理 情報社会におけるモラルやルール(SNSのマナーなど)。
ジャジーIT 派手さばかりで実用性や安全性のないIT(批判的表現)。
エクスプロイト 脆弱性を攻撃するためのツールやコード。

🔚 おわりに

この記事では、マルウェアから攻撃手法、対策、そして関係者の分類までを包括的に紹介しました。
情報セキュリティは「知ることで守る」世界です。用語を理解することが、最初の大きな一歩になります。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?