はじめに
ありがたいことに電通大のインフラ関係のお悩みごとは情報基盤センターのウェブサイトを見ることでほとんど解決します。それはVPNの設定についても例外ではありません。
しかしながら弊学、WindowsやmacOSでVPNを設定する方法は書いてあっても、Ubuntuで設定する方法は全く書いてありません。Ubuntuを使う学生なんて少数ですし需要がないのでしょう。もちろん電通大ですからUbuntu...というかLinux系列のOSを使っている学生は存在しますが、そのほとんどはVPNの設定を難なくこなせると思います(だってわざわざLinux使うような変態だもん)。
しかし、極々少数ではありますが、私のようにpcに興味をもってUbuntuで過ごしていこうというpc初心者もいるはずで、その人にとって苦行となってしまうことは間違いありません。
この記事では私の備忘録も兼ねてUbuntuで電通大のVPNを設定する方法を残します。皆さんの参考になれば幸いです。
設定方法
0. 実行環境
Ubuntu 22.04.4
1. L2TPを追加
以下のコマンドを叩く。
sudo apt update
sudo apt-get install network-manager-l2tp network-manager-l2tp-gnome
2. 共有鍵の取得
情報基盤センター ITCユーザーズガイドにあるVPN 事前共有鍵配布ページ
から共有鍵を取得してくる(コピーしてくればいいよ)。
3. VPNの設定
Settingを開いてNetworkを選択。すると以下のような画面が出てくるので+ボタンを押す。
すると選択肢が出てくるのでLayer 2 Tunneling Protocol (L2TP)
を選択する。
選択したら以下のような画面になる。
この画面には次の情報を入力する。
-
Name
: VPNの名前(これは自分の好きなように設定する) -
Gateway
: vpn.cc.uec.ac.jp -
User name
: 自分のUECアカウント -
Password
: UECアカウントのパスワード
以上の情報を入力し終わったらIPsec Settings...
というボタンを押す。すると次のような画像が出てくる。
出てきたらEnable IPsec tunnel to L2TP host
のチェックボックスにチェックをつけ、Pre-shared key
のところに「2. 共有鍵の取得」で取得してきた事前共有鍵をペーストする。
以上の設定を行うことでUbuntuで電通大のVPNに接続することができます。やったね!
終わりに
UbuntuのVPNの設定を初めて行ったのは去年の12月(2024年10月時点)で、初めて自分のpcにUbuntuをいれて、分からないながらも頑張って設定したのをよく覚えています。それから紆余曲折あり、環境を破壊しつつまたUbuntuを入れ直して、もう一度VPNの設定をしようといったときにまた手間取ったことがこの記事を書く原動力になりました。稚拙な記事ではありますが、誰かの助けとなれば嬉しい限りです。
それでは、よいUbuntuライフを。
...書いた内容がおまかんだったらごめんなさい。