様々なSaaSやソフトがある現在
20年前ぐらいは、まだまだソフトウェアもいろんな分野でこれがデファクトスタンダードというのが少なかった。
一方、現在は、デザイン、会計、営業支援など各分野で有名なソフトウェアが存在しており、「SaaS」というクラウドでソフトウェアを利用できるものまである。
一般ユーザー向けのソフトはさておき、社内業務のシステムをゼロからつくる必要がどれぐらいあるのだろうか?
実際の打ち合わせを通して
業務システムの打ち合わせに同席したり、実際、そのシステムを製造することがある。
すでに間に入っている会社が決めてしまっているので、特に口出しはせず、いわれたとおり実装はする。
実際、こころの中では、「もうこういうサービスがあるのに」、「こうしうソフトの運用を考えてあげればいいのに」と思うことは多い。
実際、システム化の打ち合わせに同席していると、既存のシステムを業務に応じて、運用フローを考えるだけでも、かなり問題改善ができるものがある。
なんでも作る時代ではなく、既存サービスやソフトを業務フローに沿わせる時代では
冒頭で書いたように、今は、かなりいろいろなソフトウェアが生み出されていて、そのソフトの使い方を整理して、お客さんの問題をヒアリングすると、運用でなんとかなるものが多い。
MicrosoftのFlowのように、アプリとアプリをつなぐようなバッチは必要かもしれないが、すべてのパーツを作るほどのことはないケースが多い。
ソフトウェア開発会社はともかく、大手企業の情報システム部の人は、つくることを考える前に、使うことをまずは考えて、そうした提案をしてくれる会社に相談をするのがいいのではないだろうか?
仮に、ソフトウェアを作るにしても、まずは、既存のソフトでデジタル化のフローを体験し、その上で、システムをつくっても遅くないと思う。
コーディングを超えて、ソフトウェアを組み合わせることがプログラムへ
プログラム=コーディングというイメージがあると思うが、それは昔はそれでよかったかもしれない。
けれど、最近は、ローコード、ノーコードという言葉があるように、コーディングがシステム化にとって必須ではなくなっている。
コーディングすることもあれば、すでに出来上がったものを組み合わせて業務フローを構築することもある。
時代は進み、プログラムの指し示す意味も徐々に変わってきている。
今のSIやプログラマーは、コーディングのことだけでなく、様々なソフトウェアやサービスの利用も知り、それを絡めて、ユーザーの効率的な業務フローを設計、実現していく必要がある。
コーダーよりも、現在の意味にあうプログラマーが求められているのではないだろうか。