プログラミングスクールやオンライン講座履修者との会話
時々、プログラミングスクールやオンライン講座の履修者から質問を受けることがあります。といっても、それほど多くの人ではないですが、数人レベルです。
なので、以下に記載することは一般的な傾向ではなく、あくまでも個人の感想です。
一応、カリキュラム内容は目を通し、「作業」はしてるけど・・・
カリキュラムは一通りこなして、何かは作ったりしているけど、道が引かれているからなのか、「作業」化してて単純に「しただけ」になっているように思うことがあります。
というのも、質問内容が結構初歩的な事が多く、「それ、スクールとか講座でしてんじゃないの」と心のなかで思ったりします。
実は、実際の現場では必要だけど、カリキュラムにのってないこともあるんでしょうか。
デバッグや設計、テスト周りはあんまりないんですかね。少なくとも、デバッグやユニットテストぐらいは、専門でするならカリキュラムでしておいてもよさそうですが。
経験数が足りないから仕方ない
プログラミングに限らないですが、学校の勉強は数学、英語にしろ使うところがなかったら、やっぱり頭に入ってないし、使い所もわからないです。
それにスクールや講座を1回、なめただけでいきなり仕事ができるぐらいの知識の理解度や、使いこなしができる人は、稀だと思います。
カリキュラムにある内容でも、意識の濃淡があり、理解度が異なります。実際、仕事の現場では、困ったことがあれば、すごく理解もするし、その応用もできます。
課題は困るぐらいの内容を経験してるといいかも
困るぐらいの課題をこなして、その技術の理解が得られているなら、カリキュラムをした経験はより活きるのかもしれません。
とりあえず「流すだけ」、「しただけ」で終わっていると、結局、また、同じようなことを勉強しなおさないといけないと思います。
とはいえ、1回経験しているから、何をしたらいいのか「目次」は頭にはいっているからいいと思います。
スクールや講座を受けただけではスキルは判定できない
実際、スクールや講座を受けて就職する人はたくさんいます。要は、社外研修を積んできているので、採用のメリットはありますね。
でも、採用する側、される側も、スクールや講座でしたことを過大評価しない方がいいと思います。
結局のところ、どれだけ困った経験をしているか、そして、それを解決したかが大切で、それを超えて知識を理解し、応用ができてはじめて仕事として使える「スキル」になっているのだと思います。
「知識を見るだけ、知るだけ」では、仕事はできない。
「知識の使い所、応用」ができて初めて仕事になる。
スクールや講座を受けたら自分で何か作ってみる
スクールや講座の卒業試験や課題としてあるならいいのですが、できるだけ自分でやりたいことをきめて、設計、製造、テスト、デプロイまでやると知識の理解が深まり、応用ができるようになりますね。
逆に言えば、そうした課題をこなしたかスクールや講座を判定する一つの観点だと思います。
採用側も、どんなスクールや講座が存在していて、それでどういったことが得られるのかも知っておいた方がいいと思います。
また、スクールや講座では、「自己解決」をどれだけ経験できたかを聞くのがいいように思います。
最近は、「儲けのため」で「とりあえず、やらせる」になっているスクールやカリキュラムもあるみたいで、修了しましたというけど、
基礎的な言葉も考えもわからないという人に時々あうので、受講者や就職の採用者は気をつけたほうがいいなと思います。