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AI × LCDP(Low Code Development Platform)によるアプリ開発:AIとソフトウェア開発の今後 (2023年4月時点の考察)

Last updated at Posted at 2023-04-02

0. AIの本格普及とソフトウェア開発の今後

ChatGPTインパクトを受けて、社会的にはかなりAIの導入が後押しされているように思います。
ソフトウェア開発も当然例外ではありません。
今も工数がかかっているのに、更にAIも取り込んでいくとなるとかなり大変になりそうに思います。
ただ、一方で、アプリ開発は自動化やローコード、ノーコード技術の進歩でかなり楽になっています。
また、AIによるコーディング支援やコードジェネレートも出てきています。

うまく技術をつかえば、AIの機能を組み込んだアプリを、工数を少なくして開発していけるようになるのではないでしょうか。
その見通し的な情報の整理をしてみようと思います。

1.ChatGPTによるAIへの急速な関心の高まり

2022年11月にChatGPTのプロトタイプが公開されてから、AIへの関心度は日本だけでなく、世界規模でかなり上がっていると思います。

2022年の年末から2023年の年初にかけて、BBC、CNNをはじめ世界中のニュースメディアもこぞってChatGPTの特集を行っていました。
日本の大手メディアでさえも取り上げていました。

とにかく、ChatGPTインパクト といっていいぐらいのことが2022年末-2023年はじめにかけて起こっています。
もちろん、AIに関する技術、会社、サービスはChatGPTが出る前からありましたが、ChatGPTはよりAIへの関心を高めたといえるのではないでしょうか。

ちなみに、GPT自体にも注目が集まり、いろいろなGPTをつかったライブラリが出ていますね。

2.既存システムへのAIの導入

マイクロソフトは、GPTベースのCopilotというAI機能を、Officeに組み込むと発表しています。

普段我々が使っている文章により、Officeを操作することができるようになるようです。

今後、マイクロソフトのように、多くのネイティブアプリ、WebアプリがAIの導入をしていくと思います。
そして、アプリ開発も、AIを組み込むことは避けて通れない気もします。

3.Low Code Development Platform(LCDP)の普及

既存アプリはともかく、新規でアプリを作る際にもAIをいれないといけないとなると、開発費がかなりかかりそうです。
ただ、最近は、アプリを簡単につくれる技術も多くでています。

最近、アメリカを中心に、BudibaseやNocoDB、AppSmithなどローコード開発プラットフォーム(Low Code Develpment Platform [LCDP] )が採用されつつあります。

オープンソースのものもあり、Budibaseなどは大手企業でも採用されています。

image.png

ちなみに、LCDPライブラリの多くはReac、Vue、Svelteなどをフロントに使い、バックエンドにNode.jsをつかい、
カスタマイズできるものもあります。
なので、これまでJS/TSで開発してきた人がカスタマイズすることはしやすいと思います。

もう、Webフレームワークという実行時のライブラリを提供してくれるものだけでは機能不足 で、
開発時の支援をするIDE部分も提供してくれる開発プラットフォームライブラリが必要 になるのだなと思っています。

4.AI × LCDPでシステム開発

AIもつくり、DB周りの処理もつくるとなるとかなりお金も時間もかかってしまいます。
でも、今は、いろんな会社がDXを進め、SaaS企業も増え競争をしています。
Time is Money。

経営者ならできるだけ早く機能を形にしたいと考えると思います。
そうしたニーズをアメリカの方はくみとっているのか、LCDPの普及が速いなあと個人的には思っています。

これからは、いろんな機能を実装していかないといけないので、アプリ開発だけに時間とお金はかけられません。
今後ますます、LCDPを使ったものが増えていくと思います。

AI機能自体もLCDPを使った開発をするようにもなると思います。

そして、コーディングもAIの支援を得るようになっていきますね。

更に、コーディングすらAIコーディングするというのも増えていくでしょう。

AIをシステムの機能にすること、さらに、AIをつかってシステムをつくること。
また、アプリを早くつくっていくことなど、これからシステムに求められることは増えてくるので、こうした技術をうまく活用していくことがシステム開発には求められていくと思います。

5.AIとの付き合い方

もう、AI利用は待ったなしで進んでいくと思います。
こうなるとよくいわれるのが、AIによって仕事がなくなるという批判です。

そういう領域もあるでしょうが、新しく生まれる領域もあると思います。
そして、危険性もあると思います。EUではAIに関する規制があります。

ただ、個人的にはある程度のルールを前提に、人間とAIは棲み分けがされるとも思います。

今は、人手不足といわれており、残業したり休出している現状もあります。
つまり、人に対して仕事の方が多いです。
この状況で AIをいれれば、むしろちょうどよい状況になる のではないでしょうか。

そして、以下の動画にあるように、人間は人間の得意分野をすればいいのではないでしょうか?

今後のAIとの仕事の仕方を考えるうえでとても示唆的な動画です。短いので、興味があればみてみてください。

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