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AIエディターのコスト問題:CursorとClineを併用、VSCodeの標準機能や拡張機能を最大限に使う

Last updated at Posted at 2025-05-18

AIツールはコスト問題を避けて通れない

おそらく大企業であったとしても、AIツールのコスト問題は避けて通れないと思います。
よほどの大企業であればもしかしたら、無尽蔵に近いぐらいのAIツール使い倒しができるかもしれませんが、個人開発者、中小企業だとそうもいきません。

AIエディターについては、やはり定額で使えるCursor、GithubCopilot、WindSurfがよく使われていると思います。
私は、最初は、Clineを使っていました。プロジェクト初期に基底部分をつくるため、ガンガンエージェントにコードを作らせていたら、あっという間にCursorのProプランを超える金額に達しました。

それで、やっぱり定額のCursorにしてみようと思い、今はCursorをメインで使っています。

プレミアムモデルの高速リクエストもあっという間に消費する

プロジェクトの後半になればリクエスも減るのかもしれませんが、やはり初期はかなりリファクタや直しが入ったり、新しい機能製造のために、エージェントを使うことが増えます。

Cursorも2日ぐらいでプレミアムモデルのリクエスも100回にいきました。そのとき、これはコスト管理しておいた方がいいのかなと思い始めました。

コスト抑制方法の検討

多分、いろいろなやり方あると思いますし、Cursorで、追加料金を払って制限問題を解決するのも一つの手だと思います。今回は、Clineを使った案を書いてみます。

無制限モデルとManualモード

開発作業を改めて見返すと、AIエージェントにしてもらいたいけど、そんなに考えることもないようことが結構あります。たとえば、テストコード作るとか、簡単なモジュールであれば、CursorのManualモードでgpt-4o-miniをつかってコード書かせたりしてもそんなに問題がないと感じます。

ManualモードでつくったコードもChat画面で表示される、Applyボタンをおせば、ファイルを書き換えてくれたりしますし、コード内でチャットウィンドウを開いて直してもよいと思います。

エージェントモードより少し手数が増えますが、それでもファイル内容をコーディングしてくれるだけでもかなり楽です。

Clineと併用

CursorもVSCodeをベースに作られているので、Clineは当然使えます。
.clinerulesと.cursor/rulesの併用になるところを工夫すれば、併用はできます。以下の手順でrulesを共有すれば良いと思います

cursorとclineのrules共有

  • .clinerulesフォルダを非表示にする
  • cursor/rules配下のフォルダやファイルのシンボリックリンクを.clinerulesフォルダに作成

上記の設定を手動でしてもいいし、clineとかに作らせてもいいと思います。
これでcursorとclineのrulesが共有されます。clineにrules内の情報を質問してみると、rules内で定義した内容を返してくれます。

あと、右ペインがCursor専用になっているので、エディタペインで開いて使うのがよいと思います。

image.png

ペインが多すぎて醜い場合はワークスペースを複製してウィンドウで開けばよいと思います。

image.png

Clineは従量制ですが、Geminiなど安いモデルを使えば、そこまでコストをかけなくてもエージェント利用ができます。無料枠もありますし。

VSCodeの標準機能や拡張機能を最大限に使う

AIエージェントを使い出すとなんでもAIエージェント任せにしてしまいがちですが、もともと手動開発でつかっていた標準機能や拡張機能を使ってエージェント以外の工数削減をするのがよいと思います。
ファイル移動に伴うimport文の修正とかいろいろとエージェント関係なくできることもあります。

さいごに

費用をきにせずガンガン使えればAIエージェントに全部させてもいいのですが、2025年5月時点ではそうもいかない人は少なくないと思います。

AIが便利なのは確かですが、やはり何度となくやりとりが発生します。そのたびごとにコストがかかります。早く、モデル利用のコストを気にしなくなる日がくればいいなとも思います。

あとは、なんでもAIに任せるという発想もときに、回り道になることもあると思いました。AI使わなくても済むならそれにこしたことないきもします。

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