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LivebookのSecretsを使う

Last updated at Posted at 2023-02-24

Livebookとは

Elixir版 JupyterNotebook のようなものです

@torifukukaiou さんの記事が勉強になります

Secrets

名前の通り、秘密情報です
ノートブックに直接記載したくない値(ID、パスワード、トークンなど)を設定できます

設定

ノートブックを開き、左側の鍵マークを選択

Screenshot 2023-02-21 16.41.47.jpg

+New secret を選択

Screenshot 2023-02-21 16.23.02.jpg

各値を設定して+Add

Storage について

  • only this session
    • ノートブックのSessionを閉じるまで保存される値
    • 他のノートブックから参照することはできない
  • in the Livebook app
    • Livebookアプリ自体に保存される値
    • 複数のノートブックから利用できる
    • Livebookを再起動しても残ったまま
    • トグルボタンで各Secretの有効/無効を切り替えられる

利用

  • 設定したSecretは、環境変数と同じように使うことができる
  • ただし、変数名の頭に LB_ をつける
  • 出力でSecretの値が表示される
    • 出力は.livemdファイルに書き込まれないので、ソース管理への混入は心配なし
    • セッションを閉じると出力セルも消えるので、セッション情報として管理されている?
Screenshot 2023-02-21 16.44.43.jpg

削除

Secretを選択して、ゴミ箱マークで削除できる

Screenshot 2023-02-21 16.40.51.jpg

参考

感想

  • トグルスイッチで簡単に切り替えられるのは便利そう
  • セッションを閉じたタイミングで消したい値を扱う際に使える?
    • Kino.Inputのほうが便利な気がする
  • プレフィックス(LB_)が分かりづらく、export前提だと扱いづらい
    • ホストの環境変数と干渉しない点がメリットかと思ったけど、Livebook自体がそうだった
      • → Livebook上で確認できる環境変数とホストの環境変数がそもそも違った
  • 個人利用だと、Settings → Environment variables で十分な印象
    • こちらだとプレフィックスがいらないので、export前提でもOK
    • 同じLivebookで大量のノートを複数人で扱う、みたいな場合は干渉しないよう注意が要るかもしれない
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