はじめに
神エディタneovim(初心者です)で,texプラグインを使ってレポートを執筆するための環境構築を行ったので,まとめておきます.
筆者の開発環境
- M3macbookair(13-inch)
- homebrewインストール済み
- nvimはinit.luaで管理
latexmkのセットアップ
まずは,texの面倒なコンパイルをコマンド一発で行ってくれるという便利ツールlatexmkを設定していきます.vimでtexを動かすプラグインはlatexmkが裏で動くので必須です.
そもそもtex環境入ってないって場合は以下のコマンドでインストールしましょう.
brew install mactex
GUIはいらねーって人は下記のコマンドでインストールしてください
brew install mactex-no-gui
パスを通してあげます(gui版はインストール時にやってくれてたかも?)
2024の部分は変わってきます.
export PATH=$PATH:/usr/local/texlive/2024/bin/universal-darwin
mactexにはlatexmkも入っているので,あとは設定ファイル書くだけで使えちゃいます.
nvim ~/.latexmkrc
で設定ファイルを開いて,以下の内容を記述します
#!/usr/bin/perl
$latex = 'platex -guess-input-enc -src-specials -interaction=nonstopmode -synctex=1';
$latex_silent = 'platex -interaction=batchmode';
$dvips = 'dvips';
$bibtex = 'pbibtex';
$makeindex = 'mendex -r -c -s jind.ist';
$dvi_previewer = 'start dviout'; # -pv option
$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
if ($^O eq 'darwin') {
#$pdf_previewer = 'open -a Preview %S'; #プレビュー使うならこっち
$pdf_previewer = 'open -a Skim'; #skimはこっち
} elsif ($^O eq 'linux') {
$pdf_previewer = 'evince';
}
$preview_continuous_mode = 1;
$pdf_mode = 3;
$pdf_update_method = 4;
これだけで
latexmk *.tex
とコマンドを打つだけでpdfの生成までやってくれます.
オプションもありますが,今回はコマンドを使うことが目的ではないので割愛します.
vimtexのセットアップ
ここからはvim/nvimにtexの便利機能を与えてくれるvimtexプラグインをインストールしていきます.僕の場合はlazy.nvimでプラグインを管理しているので,nvim/lua/plugins下にvimtex.luaを作成し,
return {
"lervag/vimtex",
lazy = false,
tag = "v2.15",
init = function()
vim.g.vimtex_view_method = 'skim'
end
}
と記述します.
僕の環境では最新版はうまく動いてくれなかったので,以前のv2.15を指定しています.
初めなぜか動かないってなったので注意
また僕はビューアーにはskimを指定していますが,プレビューなどを使用している人は変更しておいてください.
あとは,nvimを再起動すればインストールが始まるので最低限の機能が使える用になります.
nvimでtexファイルを開き,ノーマルモードで
<localleader>ll
と入力しましょう.(デフォルトでlocalleaderは\なので,キーマップ設定してない場合は\llです)
すると,自動的にコンパイルが行われるとともに,ビューアーが開いてpdfが表示されるはずです.コードを編集した場合:wで保存すると勝手に再コンパイルされますが,これが嫌な人は設定で変えれます.
(skimの場合,skim→設定→同期から,ファイルの変更をチェックと自動的にリロードするを選択しておくことで,編集したら自動でコンパイルして表示の更新までできちゃいます.)
おわり
vimだけでpcの作業をできるだけ完結したいと思っていたので,またひとつvimでできることが増えて嬉しいです.またこの記事が誰かの一助になれば幸いです.
参考
- https://qiita.com/tdrk/items/16f31e45826c57bce412 (2024年4月24日確認済み)