こんにちは、SCSK株式会社です!
ASTERIA Warpは多種多様なデータをリアルタイムに連携することが可能なEAIツールですが、ご利用用途や予算に合わせて最適なプランを選択できるよう5つの種類(エディション)が準備されています。
今回は各エディションの製品形態や各エディションでできることをご紹介させていただきます!
ASTERIAの5つのエディション
ASTERIAには図のように5つのエディションがあり、Core < Core+ < Core++ < Standard < Enterpriseの順で使用できる機能が増えていきます。
また、エディションごとにサブスクリプション型または買い切り型での契約が可能です。
エディションごとに使用可能な機能につきましては下記のASTERIA社公式サイトにも記載がございますが、本記事ではその中でもよく使用される機能にピックアップして各エディションの魅力をお伝えできればと思います!
↓↓↓ASTERIA社公式サイト↓↓↓
ASTERIA Warp 製品ラインナップ・価格
ASTERIA Warp エディション別機能対応表
ASTERIA Warp Core
ASTERIA Warpの基本機能を厳選したシンプルなエディションです。ファイル連携や、REST APIでのデータ連携、スケジュール設定によるフロー起動などを行うことが可能です。
まずベーシックなデータ連携をしてみたいという場合のスモールスタートに最適なエディションとなっています。
ASTERIA Warp Core+
ASTERIA Warp Coreの基本機能に加え、データベースからのデータ取得、データベースへのデータ登録が可能となります。また、データベースやファイルから取得したレコードのソート、集計、条件での絞り込みなど、レコード操作も可能となります。
これにより、データベースで管理している人事データを加工して人事システムに連携したり、Excelファイルで収集した会計データをデータベースに登録したり、とデータ活用の幅を広げることができます。
他にも、ASTERIA Warp Core+ではメール送信機能も使用できるため、ASTERIAで作成したファイルを添付してメール送信することも可能です。ASTERIA処理の正常終了・異常終了メールを送信するような処理を組み込むことで、保守性を高めることもできます。
また、指定した間隔でメールサーバーに問い合わせ、メールが存在すれば指定されたフローを実行する「メールトリガー実行」の機能も使用できます。
これにより、よりリアルタイムに近いデータ連携が可能となります。
ASTERIA Warp Core++
ASTERIA Warp Core+の機能に加え、指定したURLをトリガーとしてフローを実行する「URLトリガー実行」が可能となります。ブラウザや外部システムから特定のURLを実行することでASTERIAのフローを動かすことができるため、スケジュール実行などよりリアルタイムなデータ連携を実現できます。
また、URLトリガーを用いることで簡易的なAPI基盤の構築も可能となります。
例えば、図のように複数のECサイトを運用しつつ、会員情報をDBで一元管理してログイン処理を実装する場合、通常であれば、ECサイトAおよびECサイトBそれぞれ入力された会員情報をDB側に問い合わせ、存在するか否か確認した後、サイト側でログインさせるか否かをハンドリングする、という流れとなります。このような実装方法ではA-DB間とB-DB間でそれぞれ処理が必要となり、コーディングの難易度と工数も大きくなってしまいます。
そこでASTERIAとURLトリガーを利用することで、ログイン処理をAPIとして提供することが可能となるため、ログイン処理のマイクロサービス化をノーコードで実現できます。
ASTERIA Warp Standard
ASTERIA Warpの標準となるエディションで、ASTERIAを様々なデータを連携するツールとして幅広く活用したい、というお客様におすすめなエディションとなります。
ASTERIA Warp Core++の機能に加えサブフロー機能や外部変数機能、関数コレクション機能など、処理を部品化する機能が多く追加されます。
・サブフロー機能:フローの中で別のフローを呼び出し、その処理が実行されるよう設定できる機能です。フローが長大化することを避け、個別の処理を切り出して効率的に開発・テストを実施できます。
・外部変数機能:複数のフローを跨って定数・変数を共有できる機能です。WEBシステムへのログイン情報など、複数フローで同一の値を参照するものを設定しておくことで、値が変更となった場合の修正箇所を最小限とすることができます。
・関数コレクション:文字列の加工処理(結合、空白削除、四則演算 等)を組み合わせて、1つの処理として保存しておく機能です。同じ加工を行う処理がある場合に1つ作成しておけば使いまわすことができます。
上記のような機能により、フローの複雑化を防ぎ、開発効率や保守性が高まるとともに、フローの視認もしやすくなり引継ぎコストの減少も見込まれます。
また、フローのパフォーマンスを分析できるメトリクス機能や仕様書出力機能、バージョン管理機能なども追加されており、運用管理をより効果的に行うことも可能となります。
ASTERIAのIF数(データ連携本数)が30本以上となる想定であれば、Standard以上のエディションをおすすめいたします。
また、Standardエディションからはflowthinclientとflow-ctrlコマンドという機能も追加されます。これらの機能を使用することで、ASTERIAのフローを外部のソフトウェアから実行することが可能となります。
例えば、ASTERIAフローを実行するコマンドが記載されているバッチファイルをJP1などの運用管理ソフトで実行することにより、処理実行の一元管理を行うことができます。
ASTERIA Warp Enterprise
ASTERIA Warpの各エディションの中で最も多くの機能を兼ね備えたエディションとなります。
ASTERIA Warp Standardの機能に加え、チェックポイント機能や優先実行機能が追加されます。これにより、大規模、大容量のデータを取り扱う際にも安心してデータ連携を実現することができます。
おわりに
今回はASTERIA Warpのエディションについてご紹介しました。
お客様のご要望に合ったエディションのご提案・ご相談も可能ですので、ご興味のある方は是非HPからお問い合わせください!
↓↓↓SCSKホームページ↓↓↓
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!!!
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