はじめに
Ubuntuのインストールを行っている時に、初期設定を終え「さぁ再起動だ」と意気揚々ログインを試みたところ、IDとパスワードの入力画面に何回も戻されてしまいました。
「ログイン画面ループ Ubuntu」といったワードで検索をしてみると、nvidiaのドライバ関連で同様の現象に陥っていた人がいました。
「ドライバを更新すればいいのね」
->「最初にWi-Fi設定してないやん」
->「ターミナルから設定する記事見つけた」
->「ステルスSSIDやから一覧に出てこんやん」
こういった流れでステルスSSIDのWi-Fiに接続する必要が出てきました...
1. 00-installer-config-wifi.yamlの作成/編集
まず、/etc/netplan/ にカレント・ディレクトリを移します。
cd /etc/netplan
Wi-Fi接続のテスト用のファイルを作成または編集していきます。
sudo nano 00-installer-config-wifi.yaml
network:
version: 2
wifis:
[ネットワークインターフェースの名前]:
access-points:
"[Wi-Fiのネットワーク名]":
hidden: true
password: "[Wi-Fiのパスワード]"
dhcp4: true
optional: true
今回はステルスSSIDに接続するので、hidden: true
としましょう。
optional
もtrue
にしました。
ネットワークインターフェースの名前はあとから変更できるので、分からなければ一旦wlp5s0
など任意のものを使用しましょう。
2. 接続テスト
接続を確認、設定ファイル作成、実行
// 接続テスト
sudo netplan --debug try
// 設定ファイル作成
sudo netplan --debug generate
// 実行
sudo netplan apply
3. deviceの状態確認
nmcli d status
> DEVICE TYPE STATE CONNECTION
> [DEVICE_NAME] wifi connection(need authentication) ---
上記のように表示されていればOK
以下、DEVICE_NAME
と書いている箇所は上記で表示されるものを使用します。
4. 接続プロファイルを編集
以下のコマンドでインタラクティブに設定を行うことができます。
sudo nmcli connection edit DEVICE_NAME
設定を行っていきましょう
set ipv4.method auto
set ipv6.method auto
set 802-1x.eap peap
set 802-1x.phase2-auth mschapv2
set 802-1x.identity [接続したいWi-FiのUSERNAME]
set 802-1x.password [接続したいWi-FiのPASSWORD]
set 802-11-wireless-security.keymgmt wpa.eap
// 保存
save
activate
quit
activateコマンドを実行すると、ネットワークインターフェースの名前が異なるといったメッセージが出る場合は以下を実行
sudo nano /etc/NetworkManager/system-connections/DEVICE_NAME.nmconnection
connectionの項目を編集しましょう
[connection]
interface=INTERFACE_NAME <= activateコマンド実行時に表示されたネットワークインターフェースの名前に変更
ファイル保存後、NetworkManagerを再起動
systemctl restart NetworkManager
nmcli connection down [DEVICE_NAME]
nmcli connection up [DEVICE_NAME]
5. deviceの状態確認
nmcli d status
上記コマンドを実行し、STATEがconnectedになっていればWi-Fi接続ができている
最後に
ここまでやって、ドライバの更新ができるようになったので解決という風に考えました。
ドライバを更新して、ログインループが解決したので改めてちゃんとWi-Fiの設定をやり直しました。
自分の環境だけかもしれませんが、小さすぎる文字とにらめっこしながらの作業で大変でした。もう二度とやりたくないです。
ステルスSSIDは非推奨らしいと知ったのでやめるべきですね。
記事の内容について、間違いやもっと簡単な方法などありましたら、コメントいただけますとありがたいです。