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はじめに

WSL2でNext.jsのプロジェクトを作成しようと思いましたが、nodeのバージョンが対応していなかったため、nodeのバージョンアップをする必要がありました。
nodeのバージョンアップ方法を探しているときにnというnodeのバージョン管理ツールが便利そうだったので使用することにしました。

nのリポジトリ

環境

WSL2 Ubuntu22.04.4

やったこと

1. nodejsとnpmの本体をインストール

apt updateは実行したうえで、以下のコードを実行します。

sudo apt install nodejs npm

これでnodeとnpmのインストールが完了しました。

2. nのインストール

sudo npm install -g n

上のコマンドでnのインストールができます。

3. lts(推奨版)のnodeをインストール

次にnを使って推奨版のnodeをインストールします。

sudo n lts

ちなみに最新版を使いたいときは、ltslatestに置き換えてください。

インストールができると以下のようなメッセージが表示されるかと思います。

Note: the node command changed location and the old location may be remembered in your current shell.
         old : /usr/bin/node
         new : /usr/local/bin/node
If "node --version" shows the old version then start a new shell, or reset the location hash with:
hash -r  (for bash, zsh, ash, dash, and ksh)
rehash   (for csh and tcsh)

現在のシェルは元々のnodeを参照したままなので、新しいシェルに変えるかhash -rまたはrehashコマンドを実行する必要があるといった内容です。

メッセージにもあるので間違えないと思いますが、自分が使っているシェルによって実行するコマンドが変わりますので注意してください。

nodeのインストールができているか確認してみましょう。

node -v
> v20.15.0

以上でnを使用した推奨版nodeの環境構築が完了しました。

最初にインストールしたnodeは使用しないので削除しておきましょう。
以下のコマンドで削除できます。

sudo apt purge nodejs npm

おまけ

使用するnodeのバージョン切り替え

複数バージョンのnodeをnを使用してインストールしている場合、以下のコマンドでバージョン一覧の参照と切り替えができます。

n

nと打ち込むだけですね。

nodeのバージョン削除

任意のバージョンのnodeを削除するときは以下のコマンドです。

n rm <バージョン番号>

現在使用しているバージョン以外のnodeを削除するときは以下のコマンドです。

n prune
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