Windowsでディスクを追加した場合、ディスクの初期化したりドライブレターをつけますが、今回はこの作業をPowerShellだけで実施してみます。
画面操作で対応する場合の、AWSドキュメントとしては下記参照。
Windows で Amazon EBS ボリュームを使用できるようにする
今回用意した環境
Windows Server 2019
に10GBのEBSを追加ディスクとしてアタッチして初期化を行う。
今回用意したEBS vol-0df8055a84348b95d。
ディスクがアタッチされているか確認する
WindowsServer 2008 R2
以降ならば ebsnvme-id.exe
を利用してボリューム情報が簡単に取得できます。
"C:\ProgramData\Amazon\Tools\ebsnvme-id.exe"
にインストールされていない場合は、上記AWSドキュメントからダウンロードしてバイナリを適宜配置して実行して下さい。
ebsnvme-id.exe
を実行した結果、今回用意した、vol-0df8055a84348b95d
がDisk Number 2
としてアタッチされている事がわかります。
アタッチされたディスクの初期処理
下記はvol-0df8055a84348b95d
がWindows
にDisk 2
アタッチされている環境でドライブレターをWドライブ
としてドライブラベルをWORK
としています。
#
# ディスクの状態を確認
# 対象のディスクがオンライになっているかどうか
Get-Disk -Number 2
# ディスクがオフラインの場合はonlineにする
Get-Disk -Number 2 | Set-Disk -IsOffline $false
# アタッチした Number 2 のディスクを GPT形式で初期化
Get-Disk -Number 2 | Initialize-Disk -PartitionStyle GPT
# パーテーションの設定
Get-Disk -Number 2 | New-Partition -UseMaximumSize -DriveLetter W
# フォーマット
Format-Volume -DriveLetter W -FileSystem NTFS -NewFileSystemLabel 'WORK'
おまけ
指定したドライブをオフラインにする場合は下記のように指定できます。
# W ボリューム`をオフラインにする場合
Get-Volume -DriveLetter w | Get-Partition | Get-Disk | Set-Disk -IsOffline $true
総評
特に難しい部分もなく、処理が出来るかと思います。 また手順等に組み入れる場合は、やはりコマンドのほうが便利かと思います。