PowerShellでExcelを便利に利用できるモジュールとして、importExcelがあります。
こちらのモジュールを利用すると、OpenXML形式のExcel(xlsx)をPowerShellで取り扱う事でき、とても便利です。
importExcelではOpemXML形式のExcelを取り扱うために内部的には.NETのEPPlusライブラリを利用しているようです。
EPPlusライブラリについては、2020年頃にv4からv5の間でライセンス変更がされており。
importExcelで利用しているEPPlusライブラリがどうなっているのか確認してみます。
EPPlusのライセンスについて。
上記に記載がありますが、2020年頃にEPPlusではv5の提供がはじまっており。
- v4まではLGPLライセンス
- v5からは商用ライセンス または ポリフォーム非商用ライセンス(Polyform Noncommercial)
とライセンスが変更されている事がわかりました。(なお2024年現在、EPPlus 7が最新バージョンとなっていました)
EPPlus v5からLGPLから変更されていますが、EPPlus v4については引き続きLGPLで利用できるようです。
importExcelで利用しているEPPlusのバージョンについて
2024年3月現在。
importExcelの最新バージョンは7.8.6となっており。
7.8.6に含まれる、EPPlus.dllを確認した所4.5.3.2となっていました。
(LGPLで提供されている EPPPlus v4)
このことからimportExcelについては、LGPLで提供されているv4を引き続き利用している事がわかります。
また下記のようなissueが起票されていました。
なおimportExcel自体のライセンスはApache-2.0となっていました。
総評
PowerShellでExcelを利用する場合に便利なimportExcel。
内部でEPPlusが利用されており、v4が使われている事はなんとなく理解していましたが。
今回、状況について一度まとめてみました。