はじめに
突然ですが、みなさん、こんなことを考えたことはありませんか?
「ChatGPT、とりあえず使ってるけど、なんとなく慣れてきて飽きてきたな〜」 と。そう、エンジニアという人種は新しいものが好きで手を出しても、飽きがやってくるのが一瞬なのです。
そこで!
この記事では、そんな自分と同じような境遇に立つ同士に向けて、ChatGPTの機能を拡張させたものや、ChatGPTとは異なるChatbot達を紹介していきます!この記事でみなさんがまた、新鮮な気持ちでChatbotに触れられればなと思います!
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OpenAIから発表
iOS版ChatGPT
なんとiOS版のChatGPTがリリースされました。ブラウザ版と同様に利用でき、日本語にも対応しています。iOS版では音声入力にも対応しており、音声認識技術にはOpenAIから発表されている「Whisper」を用いているそうです。「Whisper」の詳細はこちらをどうぞ。
Shap・E
またもやOpenAIから新しい3D生成モデルが公開されました。これはプロンプトに応じて、3Dモデルを生成してくれるとんでもないAIとなっています。
HuggingFace上でデモサイトが公開されているのでぜひ試してみてください。
便利なChatGPT
AutoGPT
AutoGPTでは、目標の設定を行うと、自動でタスクの設定からタスクの消化を行ってくれる自走型のモデルとなっています。実行したタスクに対してフィードバックが求めれるので、予期せぬ結果を生み出す可能性は低くなっています。AutoGPTを導入することで、開発の作業効率の向上が期待できます。実装手順についてはこちらを参考にしてください。
AgentGPT
こちらはベータ版ではありますが、上記のAutoGPTをブラウザ上で動かすことができるものとなっています。とりあえず使ってみたいという方はこちらの方が良いでしょう。
GPT4All
GPT4Allは、完全に独立したChatbotアプリケーションでGPUとインターネットがなくとも応答をしてくれます。インターネットがなくとも使用できるため、プライバシーが心配であったり、どこでもChatbotとやりとりしたい方は導入してみても良いかと思います。
ChatGPT for Google
これは今回紹介する中でも特におすすめで、導入すると、Googleの検索画面のサイドバーにChatGPTとやりとりできる画面を表示することができます。
この「Let's Chat!」を押すとすぐにChatGPTとやりとりでき、検索中にわからないことがあればすぐに質問ができます。注:Bingのような動的な検索機能はないです。(ブラウザ版ができるのと同程度までしか応答しません)
ChatPDF
これは、名前の通りに、PDFのデータを読み込んで、そのPDFデータをもとに応答を返してくれるChatbotです。このサイトでは1日当たり3つのPDFまで無料で読み込むことが可能です。APIkeyを必要とせずに使用することができます。資料を読み取らせて対話可能なので、とても役に立つと思います。
dara.chat
リサーチアシスタントとして研究者向けに公開されている、論文と対話できるChatbotになっています。使用にはAPIkeyが必要なため、無料ではないですが、現時点においてpdf, word, txtファイルに対応しており、今後も対応ファイルを増やしていくみたいです。
ChatGPTが音声入出力対応
Talk-to-ChatGPT
おそらく、みなさんが一度は考えたことがあるかも知れません、「ChatGPTと声を通じて、会話ができないのか」、これはそんな夢を叶えてくれる拡張機能です。
この機能を搭載すると以下のような画面で、ChatGPTの音声入力と音声出力が可能となります。(設定を変更すれば日本語に対応できます)
ChatdollKit
この機能を実装すれば、あなたが作成した3Dモデルと対話することができます。少し実装が大変かも知れませんが、自分で作った3Dモデルと対話したいと思った方はぜひ試してみてください!
ChatGPT以外の言語モデル
ここでは、ChatGPTに使用されている、言語モデルのGPTシリーズ以外のモデルで構成されたChatbot達を紹介します。こちらのサイトでは、オープンソースの言語モデルがまとめられており、言語モデルのリンクを踏むと、その言語モデルの公式サイトやデモサイトに飛ぶことができます。また、言語モデルを選択することで、そのモデルと対話することもできます。以下ではいくつかピックアップして紹介します。
FastChat
FastChatは、Vicunaと呼ばれるモデルが使用されており、ChatGPTの90%の性能を持っています。ChatGPTを課金せずに高性能なモデルを使用してみたい方におすすめです。
Open Assistant
これは、LIONから公開された、オープンソースの言語モデル(Open Assistant)のプロンプトデータを収集するために公開されたサイトです。このサイトに掲載されているタスクをこなすことで私達のプロンプトや応答、あるいは応答に対する評価が学習データとして使用されます。自分たちでモデルを作り上げてくような感覚に近く面白いと思います。タスクを多くこなすとランキングに掲載されるので挑戦してみてください。
ChatRWKV
ChatRWKVは、RNNと呼ばれるニューラルネットワークのみで構成された言語モデルです。
ChatGPTと遊ぶ
ここまで、様々なChatbotや拡張機能を紹介してきましたが、「やっぱChatGPTでいいな」と思った方向けに、ChatGPTでちょっと遊べるChatbotとプロンプトの紹介をしていきたいと思います。
twitter-chat-bot
twitterで投稿した時に誰からも反応がこない、、、そんな経験はありませんか?このtwitter-chat-botを使うことでそんな寂しい思いをせずに済むかもしれません。「@ChatGPTBot 入力」とすることでtwitter上でリプを返してくれます。
プロンプト
クイズ編
ChatGPTにクイズを出してもらうプロンプトを紹介したいと思います。個人的な感想だと難易度が絶妙で面白かったです。
プロンプト:
いくつかクイズを出題してください
正解を答えた場合には「ピンポン!」、不正解の場合には「ブー」と答えてください
応答の仕方を変える
ここではこちらのサイトを参考に、AIにロールプレイするように指示するプロンプトを紹介します。
プロンプト:
あなたは次の回答から以下の設定に基づいたキャラクターなりきってロールプレイし、私と会話して下さい。
あなたの名前:山田太郎
あなたの年齢:25歳
あなたの性別:男性
あなたの職業:エンジニア
あなたの言葉使い:威圧的
あなたの性格:ツンデレ
あなたの一人称:俺様
文章を絵文字にする
タイトル通りに文章を絵文字に変換して答えてくれます。
プロンプト:
以下の文章を絵文字で表現してください
テキスト:
今日は曇りで気分が下がる
おまけ〜古のChatbot~
最後におまけとして、ChatGPTに囚われてしまった私たちが忘れさってしまったであろう古のChatbot達を紹介します。
AI JK りんな
みなさんもご存知じの世間を賑わせたChatbotです。JKのような口調とノリで話題を集めメディアにも取り上げられていました。この記事を書くにあたり、調べていたら、いつの間にかバーチャル化していてびっくりしました。
大喜利人工知能
こちらも一時期話題になった、大喜利を行ってくれるChatbotです。LINEの友達追加でやりとりすることができます。
エアフレンド
Chatbotが友達となって会話をしてくれます。AIとの対話だけでなく、AIの人格を育成でき、育てたAIを共有することもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回は新しくOpenAIから発表されたものから、はたまた昔のChatbotまで様々なものを紹介してみました!個人的にはShap・Eにワクワクしていて、JKりんなは本当に懐かしいな〜と書きながら考えてました笑
ぜひ、飽きからの脱却の参考にしてみてください!!
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