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Linux研修テキストまとめ

Last updated at Posted at 2023-10-25

1.Linuxとオープンソース

OSとは
OS:ハードウェアとアプリの仲介役(ハードの違いを中和してくれる為、アプリが作成しやすい)

Linuxとは
システムを動かす為の基盤

    Linuxの特徴
  1. (UNIXで出来る事は大体出来る、逆も同様)
  2. 無償
  3. 自由度高い

Linuxを使って組まれたシステムをLinuxディストリビューションという。

代表例

Red Had系ディストリビューション
Red Hat Linux(現在はRed Hat Enterprise Linux)がベースに開発されたもの

Debian系ディストリビューション
フリーソフトウェアだけを採⽤する無償ディストリビューション(Ubuntu等)

その他ディストリビューション
代表的な例:SlackwareやopenSUSE


オープンソースとは
ソースコード(開発に必要な言語)を公開していて、自由に誰でも開発を進めれるスタイルのこと

2.Linuxの基本操作

ユーザーインターフェースには$\color{red}{\rm CUI}$と$\color{blue}{\rm GUI}$がある。Linuxでは基本$\color{red}{\rm CUI}$を使用

  • $\color{red}{\rm CUIとは}$
  • 文字情報で操作
  • $\color{blue}{\rm GUIとは}$
  • マウスを使用してアイコンやメニュー等で操作  (使用例:x window system)

Linuxの使用はユーザーパスワードが必須

管理者用の[rootユーザー]とそれ以外の[一般ユーザー]がある

オンラインマニュアルに関して

man : オンラインマニュアル確認(ファイル:/usr/share/man)   終了:q

    マニュアルページのセクション番号(用途)
  1. ⼀般ユーザのコマンド
  2. システムコール (カーネルが提供する関数)
  3. ライブラリー呼び出し (プログラムライブラリーに含まれる関数)
  4. デバイスファイル
  5. 設定ファイルの書式
  6. ゲーム
  7. その他
  8. システム管理コマンド
  9. Linux独⾃のカーネル⽤ドキュメント
コマンド一覧 su -   一般 → root

exit    root → 一般

cal    カレンダー

whatis   セクションの確認

--help   軽く使い方を確認

  • shutdown [オプション] 時間
  •   
    • -r:再起動
    •   
    • -h:シャットダウン
    •   
    • -c:シャットダウンをキャンセル

    ⇒【時間】 now:今   +(数字):何分後   (数字:数字):何時何分

3.ファイルとディレクトリ

【 ファイルとは 】
通常ファイル、ディレクトリ、リンクファイル、特殊ファイル 4つがある。

ファイル名には、「*」「!」「? 」等を含んではいけない

  • ls [オプション] [ファイル名 または ディレクトリ名] ファイル一覧
    • -l  ファイルやディレクトリの属性や詳細情報などを表⽰
    • -a  隠しファイルを含めて表⽰
    • -R  ディレクトリ内に存在するディレクトリの中⾝も表⽰

ディレクトリ(フォルダ)について

ルートディレクトリ:ディレクトリの頂点
相対カレント、絶対ルート

ユーザーことに「/home/ユーザー名」というホームディレクトリが割り当てられる

【コマンド】
cd [オプション] [移動先ディレクトリ]  カレントディレクトリの移動

cat [ファイル名] テキストファイルの内容表示

ハードリンクとシンボリックリンク

iノード  ファイルやディレクトリの番号

ハードリンク  1つのiノードに複数のファイル名を設定  ln:作成コマンド

シンボリックリンク  別iノードを設定         ln -s:作成コマンド

イメージ
iノード(部屋 (データ) に入る為のドア)
ハード(1つのドアに複数のドアノブ (ファイル名) を作成)
シンボ(ドアノブが1つしか付けれない新しいドアを作成)

4.ファイル管理

cp [オプション] 元名 新名  ファイルコピー

$\color{blue}{オプション}$ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 -p  属性ごと

 -i  上書き確認

 -R  ディレクトリを配下ごと

 -d  シンボリックリンクのままコピー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

mv [オプション] 元名 新名  ファイル移動
$\color{blue}{オプション}$ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 -t  元ファイルを全て移動

 -i  上書き確認

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

rm [オプション] ファイル名  ファイル削除
$\color{blue}{オプション}$ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 -f 削除確認なし

 -i 削除確認あり

 -r ディレクトリ削除時付与

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

mkdir             ディレクトリ作成

 -p   同名があれば作成せず、無ければ作成
    $\color{red}{※他は大体ファイル操作コマンド同様}$

ファイル・ディレクトリの圧縮と展開

【コマンド一覧】
gzip [オプション] ファイル名    ファイル圧縮

zip [-r] 圧縮ファイル名 ファイル名orディレクトリ名     
     ファイル圧縮+名前変更

gunzip 圧縮ファイル名  解凍

unzip 圧縮ファイル名   解凍、圧縮ファイルは削除されない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アーカイブ作成

tar ()vf アーカイブファイル名 対象ディレクトリ名 
() には【c作成 x展開 v詳細 fアーカイブファイル指定 j圧縮(bzip2) J圧縮(xz) z圧縮(gzip)】


拡張⼦「.tgz」は、tarコマンドで作成されたアーカイブファイルをgzip形式で圧縮させたもの

5. ユーザとグループ

UID(ユーザーID)
・⼀般ユーザー    100以上
・システムユーザー  1~99
・rootユーザー    0

sudo コマンド :コマンド作動に一時的にrootの権限が使える 
   ※求められるパスワードは元ユーザーのパスワードを入力

グループ     ※ユーザーはグループに所属必須、複数所属OK。
・プライマリグループ、それ以外サブ
===========================================

【コマンド一覧】

groups [ユーザー名]  所属グループ情報
id [ユーザー名]   所属グループ情報

useradd [オプション][ユーザー名] 作成


  • passwd [オプション][ユーザー名]
  • オプション
    • -d   無効
    •   
    • -i 日数   有効期限が切れてから使用不可になるまでの日数を設定
    •   
    • -l   アカウントロック
    •   
    • -u   ロック解除
    •   
    • -w 日数    有効期限が切れる何日前から警告を表示するかを設定
    •   
    • -x 日数    有効日数を設定

usermod [オプション] [ユーザー名]   ユーザー情報を変更

-c コメント  $コメント変更$
-d ホームディレクトリのパス   $ホームディレクトリ変更$
-g グループID   $主グループ変更$
-G グループID   $サブグループ変更 複数指定可能$
-l [新ユーザー名]   $ユーザー名変更$
-s シェルのパス   $ログインシェル変更$
-aG       $グループ追加$

userdel [オプション] [ユーザー名]   ユーザーを削除する

 -r   $ホームディレクトリ毎ユーザーを削除する$

groupadd [オプション][グループ名]   グループを作成

 -g グループID   $指定したグループIDでグループ作成$


groupmod [オプション] [グループ名]   グループ情報変更

 -g グループID   $変更後グループIDを指定$
 -n グループ名   $変更後グループ名を指定$
 -o グループID   $既に存在するグループIDへの変更$
  

groupdel [グループ名]   グループ削除

6.パーミッション

ファイルやディレクトリ
所有者(u)・グループ(g)。その他(o)、この3つに対してアクセス権限を設定

chown [オプション] 所有者名 ファイル名またはディレクトリ名  所有者変更

chgrp   所有グループの変更 
   -R $指定したディレクトリとその中にあるファイルすべての所有グループ変更$

chown [オプション] グループ名 ファイル名またはディレクトリ名

パーミッション:所有者や所有グループごとのアクセス権

(例)$\color{red}{\rm d}$$\color{blue}{\rm rwx}$$\color{green}{\rm rw-}$$\color{ Orange}{\rm r-x}$
 $\color{red}{\rm d}$:ディレクトリ("誰"を表す)      $\color{blue}{\rm rwx}$:所有者の権限
 $\color{green}{\rm rw-}$:所有グループの権限       $\color{Orange}{\rm r-x}$:その他の権限

権限付与方法
   誰: a全て  u所有者  gグループ  oその他
   動作: +追加  ー削除  =設定
   権限: w書き込み  r読み取り  x実行
・もしくは2進数で表現 ※上記の例だと 765

7.テキストファイルの編集

---コマンドモード---
Esc コマンドモード
x1   削除
dd   1行削除 
yy   1行コピー
p    貼り付け
o    次の行から入力モード
a   カーソルの次の文字から入力モード
gg   ファイルの最初へ
G    ファイルの最後へ
$   行の最後へ
^    行の最初へ
d$   カーソルから行の最後までを削除
d^   カーソルから行の先頭までを削除
dG   カーソルからファイルの最後までを削除
dgg   カーソルから最後の行まで削除
:set nu  行番号の表示
「行番号」 G  行番号へ移動


: w   保存 (後ろにファイル名を加えるとそのファイルに保存)
: q   viコマンド終了
: wq   保存して終了
: q!  保存せず、強制的に終了

8. シェルについて

シェル・・・コマンド実行→結果を表⽰しているプログラム


リダイレクト
コマンドの標準出⼒を端末画⾯ではなく、任意のファイルに切り替える
 [ コマンド > ファイル名 ]
ファイルの末尾に追記したい場合は、「>>

パイプ  
コマンドの実⾏結果を別のコマンドで処理できる
 [ コマンド | コマンド ]

メタキャラクタ

history コマンド履歴

エイリアス コマンドのあだ名
[alias 【付与名】= "【コマンド】"]   あだ名決定

※エイリアス永続化方法(bashの設定ファイルに書き込む)
1⃣vi ~/.bashrc
2⃣ファイル内で、新しいエイリアスを追加
3⃣source ~/.bashrc

unalias [別名] エイリアス解除 
  ll:$さっき作ったエイリアス解除 $
  -a:$全て$

シェル変数  1つのシェル内だけで使える変数

環境変数:設定したシェルと、 シェル上で起動したシェルや実⾏したコマンドでも使える変数

シェルスクリプト:一連のコマンドをまとめた1つのファイル
 ⇒viにてファイル内で[#!/bin/bash]入力して設定


【コマンド】
printenv $環境変数を表⽰$
set   $設定されているシェル変数と環境変数をすべて表⽰$

9.シェルスクリプト

⼀連のコマンド操作を⾃動化

bash シェルスクリプトファイル名  実行
source シェルスクリプトファイル名 シェル変数をシェルスクリプト内で参照できる点

シェルスクリプトにも引数を指定可能

10. ファイルの操作

find パス 検索条件 アクション  通常の検索
find / -name "<ファイル名>"  名前指定 ※ワイルドカードを使用しざっくり検索OK

オプション

  -d    $ディレクトリのみ$   
  -f    $ファイルのみ$  
  -size  $サイズ指定$
  -perm  $パーティション指定$  
  -user  $ユーザー指定$
  -(a,c,m)(min,time)  
組み合わせて  a最終アクセス時刻 c最終ステータス m最終変更時刻 min分単位 time日単位

========================================

locate   高速検索
例)locate *.txt 

grep[オプション] <検索パターン> <ファイル名> テキストファイルの内容表示
  -n $(マッチした行の行番号を表示)$
  -i $(大文字小文字区別なし)$
  -V $(マッチしなかった行を表示)$
  -E $(拡張正規表現)$


メタ文字
 .       任意の1文字
 \       メタ文字効果打ち消し
 [文字]    文字指定 (文字の前に^を入れるとその文字以外をマッチ)
 文字 - 文字   例:a-k, a-zA-Z 等
 文字$     指定した文字が行末に来る文字列のみ検索

 +      直前の⽂字の1回以上の繰り返し(拡張表現)
 ?      直前の⽂字の0回または1回の繰り返し(拡張表現)
 ^      行の先頭が○○

11. ソフトウェアとパッケージ

パッケージ  ソフトウェア動作の為に必要なファイルをまとめたもの
パッケージ管理システム  パッケージの依存関係を管理するシステム

RPMパッケージ、debパッケージなどがある

rpm オプション   $\color{red}{\rm RPMパッケージを管理}$

 -ivh   指定したパッケージをインストール
 -Uvh   指定したパッケージをアップグレード
 -e    指定したパッケージをアンインストール
 -q    指定したパッケージがインストールされているか確認
 -qa   インストール済みパッケージを⼀覧表⽰
 -qi   指定したパッケージの説明を表⽰

yum サブコマンド  $\color{blue}{\rm パッケージの管理}$

 update   システム全体をアップデート
         (パッケージ名を後ろに付けると指定した1つをアップデート)
 install   インストール
 remove   アンインストール
 list    パッケージを⼀覧表⽰(未インストールも含む)
 info    パッケージ名
 search   指定したキーワードでパッケージを検索

12.ファイルシステム

外部記憶装置のデータをファイルとして管理する仕組み

デバイスファイル デバイスを表すファイルのこと(/devディレクトリ以下に配置)

主なデバイスファイル
/dev  /sda 等

パーティーションの作成

1台のハードディスク=4つのパーティション(領域)を基本パーティション

基本パーティションの内1つを拡張パーティションに変更可能

fdisk デバイスファイル名   デバイスファイル作成
  $\color{red}{\rm ※パーティションだけではその中にファイルを保存出来ない。}$

mkfs [-t ファイルシステム] デバイスファイル名  ファイルシステム作成


マウント
マウント:ディレクトリツリーに他のファイルシステムを接続すること
マウントポイント:デバイスを接続するディレクトリのこと


mount デバイスファイル マウントポイント  マウント実⾏

FHS (ファイルシステム階層標準)とは、ディレクトリやファイルの配置の規定

FHSで規定されているディレクトリの配置

bin   システムに必須のコマンド
boot  起動関連
dev  デバイスファイル  
home  ホームディレクトリ
lib   共有ライブラリ
root   rootのホーム

13.プロセスとジョブ

ps [オプション]  プロセス情報確認
 a   $他のユーザーのプロセスも$
 u   $ユーザ名$
 x   $端末から実⾏されたものではないプロセス(サーバプロセス)も$

表示例「PIO TTY TIME CMD         PID  : ID
    19262 ttyl 00: 00: 00 bash      TTY  : 実⾏した端末名
    19325 ttyl 00: 00: 00 ps  」    TIME : 実⾏時間
                     CMD : 実⾏コマンド

top  実行状況モニタリング

シグナル・・・プロセスへの命令
 9   KILL    強制終了 ※使用するのはTERMが有効で無かった時のみ
 15   TERM    終了
 18   CONT    再開
 19   STOP    ⼀時停⽌
【シグナルを送信するkillコマンド】
$ kill - [シグID] プロID
$ kill -s [シグID] プロID

(例1)kill 28000  (例2) kill -15 28000 (例3) kill -s TERM 28000

kill シグIDを入力しない場合TERMが命令される

ジョブの管理

$\color{red}{\rm フォアグラウンドジョブ}$と$\color{blue}{バックグラウンドジョブ}$

実行すると終了するまで他のジョブは行えない:$\color{red}{\rm フォアグラウンドジョブ}$での実行状態
コマンドラインの末尾に「&」を付けると$\color{blue}{バックグラウンドジョブ}$で実行可能

jobs 実行中のジョブ確認

fg [%ジョブID ]  $\color{red}{\rm フォアグラウンドジョブ}$実行
bg [%ジョブID ]  $\color{blue}{バックグラウンドジョブ}$実行

14.ネットワークの利⽤

プロトコル:通信関連のルール

TCP:高信頼性、パケット(分割されたデータ)が届いたかを確認する
IP:32ビットがIPv4、128ビットがIPv6
UDP:TCPのパケット確認を行わない版、その分早い
ICMP:エラーやメッセージなどを伝送するプロトコル

IPアドレス:ネットワーク部()とホスト部がある 
サブネットマスク:IPアドレスを2進数で表現したもの
 例)$\color{red}{\rm 192.172.}$$\color{blue}{\rm 46.45}$$\color{green}{\rm /16}$ 
  $\color{red}{\rm 192.172.}$がネットワーク部、$\color{blue}{\rm 46.45}$がホスト部、$\color{green}{\rm /16}$がネットワーク部がどこまでかを表す

ネットワークセグメント:同じネットワーク部のIPアドレスは1つのネットワークに属している。
                                   その範囲のこと。
ネットワークアドレス:先頭のIPアドレス

ブロードキャストアドレス:末尾のIPアドレス

クラス:IPアドレスを分類したもの、Aが0~127、Bが128~191、Cが192~223 

グローバルIPアドレス:インターネットに直接接続するIPアドレス

プライベートIPアドレス:インターネットに直接接続するわけではないIPアドレス


ポート番号:送信元や送信先のアプリケーションを識別するための番号
25   メール送信
80   HTTP
110  メール受信
443  HTTPS

主な設定ファイル

/etc/hostname ファイルのホスト名設定
/etc/hosts
/etc/resolv.conf


【コマンド】
ifconfig [ネットワークインタフェース名】     ネットワークインターフェース情報

ss [オプション]  開いているポートを表示
 -a   $すべてのソケット (接続) 情報を表⽰$
 -1   $サーバが開いているポートを表⽰$
 -t   $TCPポートのみ表示$

host ホスト名または IPアドレス   対応するIPアドレスを確認

15.システムの管理

【コマンド】
last  最近ログインしたユーザー
who  ログイン中のユーザー
w   ログイン中のユーザーと実行中のコマンド、システム情報

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