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fasdチュートリアル(メモ)

Last updated at Posted at 2015-11-10

fasdを使おうと思って検索したら日本語ソースが見当たらなかったので公式を読んだのですが、
三ヶ月後には忘れていそうなので将来の為の備忘録です。おそらくいろいろと間違いもあります。

fasdとは

公式でも書かれていますがautojumpやzといったツールにインスパイアされたツールであり、Fasd (pronounced similar to "fast") is a command-line productivity booster.という言葉の通り、コマンドラインでの生産性を爆速化してくれる物です。

導入

zshでoh-my-zshやpreztoといったフレームワークをご利用の方はpluginとしてfasdがあるのでそちらからでも入れられます。
普通にソースから入れる方は以下の方法でインストールして下さい。

git clone git@github.com:clvv/fasd.git
cd fasd
make install
#PREFIX=$HOME make install ホームディレクトリにインストールしたい方はこちらで

これでインストールは完了です。
後はお使いのシェル(bash or zshのみ)に

eval "$(fasd --init auto)"

と書き足して下さい。

使い方

まずは適当にcdで何か開発中のディレクトリに移動したり、DonwloadやPictures,Documentといった日頃から使っているフォルダにアクセスして見てください。
そしたら次のコマンドを打つと、そのディレクトリが表示されます

d

これはdirectoryのリストであり、fの場合はファイルです。aはanyで全てになります。
一応以下にそれぞれのコマンドの意味表を作りました。

コマンド 意味
f ファイルのリスト化
d ディレクトリのリスト化
a 全てのリスト化
s 検索
sd 対話的にディレクトリ選択
sf 対話的にファイル選択
z cd拡張
zz 対話的にcd

具体的な使い方は公式のexampleを殆ど丸パクリですが、以下のような感じです。

z foo              #fooを含むfrecency値が最も高いディレクトリに移動
f -e vim foo       #fooを含むfrecency値が最も高いファイルをvimで開きます
f js$              #jsで終わるファイルを一覧化
xdg-open `sf pdf`  #対話的に選択したpdfファイルをデフォルトビューワーで開きます

他にも以下のように打ってタブによる補完も出来たりします。

vim ,zs,rc<Tab>
vim ~/.zshrc

cp foo_bar.cpp d,myWo<Tab>
cp foo_bar.cpp ~/Project/myWorkspace

これも公式からの引用ですが、こんなエイリアスを貼ればより快適になります。

alias v = 'f -e vim'
alias open  = 'a -e xdg-open'
alias m = 'f -e cvlc'

さぁ、みなさんも今日から爆速ターミナル生活を送りましょう

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